11R

ダイヤモンドS

15:45発走 / 芝3400m (左 D) / 天候:晴 / 馬場:良
1回 東京 7日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際)[指] ハンデ 16頭
本賞金:4000,1600,1000,600,400万円
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レース回顧

■アドマイヤラクティがマラソン重賞で能力全開

 注目の先行争いは、最内から1番ケイアイドウソジンが押して飛び出すが、これに外から勢いをつけて並び掛けて交していったのが9番ネコパンチ。逃げ争いはこの2頭だが、正面スタンド前ではネコパンチがケイアイドウソジンを引き離して逃亡態勢へ。さらに4馬身差で10番ラッキーバニラ、1馬身半差で7番エーシンジーライン、12番イケドラゴンが並んでここまでが先行グループ。さらに後続は3馬身差で10頭がほぼひとかたまりで、さらに5馬身差離れてポツンと最後方が14番ファタモルガーナ。

 2コーナーを回るところでは、ネコパンチが後続を10馬身ちかく離しての大逃げで、前半1000m通過は59秒9とさすがのオーバーペースに。この流れを2番手?5番手まで1頭づつという縦長の形で向正面に入っていく。先行グループから5馬身離れた中団に16番メイショウカドマツ、11番モンテクリスエス、2番サクセスパシュート、15番アドマイヤラクティ、6番ジャガーメイル、5番フォゲッタブルというところで、最後方から進出のファタモルガーナもこの圏内。連れるように、13番コスモヘレノスも加わる。さらに後方は、3番マカニビスティー、4番ノーステアが後方2番手。最後方追走が、8番エーシンミラージュという隊列。向正面中ほどでは、先頭ネコパンチから最後方のエーシンミラージュまで馬群全長は100m以上はあろうかという、超縦長の形になった。

 レースは各馬が2周目へと入り、残り1000mからは徐々にペースアップ。この時ネコパンチは早々と後続各馬に呑まれて沈み、先団はめまぐるしく馬順は入れ替わりながら3?4コーナーを通過。この動きを見ながら、中団・後方勢も一気に前との差を詰めてきた。

 直線向いては外からエーシンジーラインが勢いよく先頭に立ち、連れて内からラッキーバニラも追いすがるが手応えは怪しい。最内のケイアイドウソジンはここで一杯。1馬身半差の後続は、イケドラゴンとメイショウカドマツが前へと接近してきた。残り400mでは前が一変し、中を突いてメイショウカドマツが先頭に立つところをアドマイヤラクティがこれを交す勢いで外から浮上。さらに外からは、ジャガーメイルが一気に先頭争いに加わってきた。内の先行各馬は、ここで皆が後退。残り200mでは、先頭争いが2頭に絞られ、外のアドマイヤラクティが先頭に躍り出る。内のメイショウカドマツは手応え厳しく、この間に後続からジャガーメイルが差を詰めてきた。残り100mでは、完全に振り切ったアドマイヤラクティが優勝濃厚となって、そしてそのまま1着でゴールイン。2番手争いは最後に入れ替わって、ゴール前で外から捕らえたジャガーメイルが2着、懸命に粘ったメイショウカドマツが3着。最後に猛然と追い上げたノーステアが4着。5着にサクセスパシュート。ファタモルガーナは6着。勝ちタイムは3分31秒9(良)。

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