11R

京都新聞杯

15:35発走 / 芝2200m (右 外 C) / 天候:曇 / 馬場:良
3回 京都 5日目 サラ系3歳 オープン       (国際)(指) 馬齢 16頭
本賞金:5200,2100,1300,780,520万円
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レース回顧

■キズナが豪快な直線一気を披露、いざダービーへ

 スタートは、9番リグヴェーダが1馬身半、そして大注目の5番キズナも1馬身ほど遅れて、正面スタンド前では何と最後方に下げる形。先行争いは、外枠勢の3頭、14番ウインアルザス、15番キングデザイヤー、16番ヒルノドンカルロがダッシュよく飛び出して真っ先に1コーナーへと向かい、4番アクションスター、1番マズルファイヤーなどはこの直後の先団に取り付いて1コーナーをカーブし、2コーナーへと入っていく。向正面に入るところでは、ウインアルザスが1馬身のリードで先頭。2番手にキングデザイヤー、3馬身半開いての3番手が8番ペプチドアマゾン、1馬身半差でヒルノドンカルロ、マズルファイヤーと続いて、さらに1馬身差で6番サトノキングリーが追走する。中団各馬は、11番ハッピーモーメント、10番ライジングゴールド、13番シンネンが3頭並走状態で続き、1馬身差で12番ジャイアントリープとアクションスターが続く。さらに1馬身半差の後方にかけては、3番サンライズピーク、2番サンガヴィーノ、リグヴェーダが並んで、さらに2馬身半差、人気の中心キズナは後方2番手で折り合いに専念し、最後方の追走が7番ニホンピロバロンという、道中は縦長の隊列で3コーナーへと入っていく。

 逃げたウインアルザスのペースは終始淀みなく流れて、前半4F46秒9、同5Fを59秒2で通過。高速化の兆しが見られる今の馬場状態を踏まえれば、平均?やや速めの展開か。3?4コーナーでは各馬の馬群が凝縮してくるが、注目のキズナはそれでもまだ後方馬群の外目。これで果たして届くのかどうかという態勢で、先団は先頭ウインアルザス、2番手キングデザイヤー、3番手ペプチドアマゾンの順で早くも4コーナーを回り最後の直線へと向いてくる。

 最後の直線の攻防は、残り250mで前が入れ替わって最内からジャイアントリープ、その隣が粘るウインアルザス、その外にペプチドアマゾンがこれを交す勢いで浮上してくる。この時キズナは、馬場の大外に持ち出されるが、先頭争いとの差は7?8馬身もの差がある。残り150mでは、前の3頭が抜け出して競り合うところ、ここで来た来た、追い上げ態勢を整えたキズナが大外から一気に飛んできた。残り100mでは、大外キズナの脚色はもはや段違いとなって、残り80mで先頭に立ってからは鞍上武豊騎手も流しつつ、余裕の優勝ゴールイン。1.1/2馬身差の2着には、ペプチドアマゾン。さらに1.1/4馬身差の3着に最内から脚を伸ばしたジャイアントリープ。4着は最後2頭の同着となって、シンネン、ウインアルザスが並んでの入線。マズルファイヤーは先行するも12着、リグヴェーダは見せ場なく敗れて15着。勝ちタイムは2分12秒3(良)。

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