【地力強化】
クインズミラーグロのリズムがいい。3歳時は
紫苑Sを快勝し
秋華賞にも駒を進めたが、そこを
ピークに9着止まり。古馬となって、いわゆる「ダラブケ」、季節外れの発情にも悩まされ、多少低迷期もあったが、オープンに再昇級後は、GIIIの
愛知杯で0秒4差の3着と見せ場を作り、
中山牝馬Sも0秒1差の3着に踏ん張った。若駒時代の戦法は差し。追い込み届かずというケースも見受けられたが、体調も安定し地力強化した今は、好位差しで結果を出している。前年の
福島牝馬Sは5着に終わったものの、ひと回り基盤を強化。
武豊を配し今年は勝ち負けに
アタックだ。
対抗は
フロンテアクイーン。二走前の
初音Sの上がりは33秒2、1分46秒7という記録は重賞に近い。
中山牝馬Sは直前輸送のためテンションが上がり8着に終わったものの、前日入厩の福島なら反転攻勢十分。
クロコスミアは、
シンハライト相手に、
ローズSでハナ差2着に踏ん張った。ストレスの少ない現地競馬、そして平坦替り。小回りの1800mなら逃げ切りまである。自分で競馬を作れない弱みはあるものの、
ウキヨノカゼは
スプリンターズS3着もある、距離にも融通の利く決め手の持ち主。
デキのよさなら
ロッカフラベイビー。前走の中山戦圧巻、元々体重さえ維持できればオープンの素養もあった。
ウインファビラスは、福島1800mで未勝利勝ち。パワーも要求される最終週の芝が働きどころの
ステイゴールド産駒だ。