東京は、金曜日の14時過ぎから断続的に雨が降り続いています。この雨は土曜日の午前中まで続くとのこと。しかし、開幕週なので重馬場くらいからスタートして、
サウジアラビアRCが行われる頃には稍重くらいまで回復すると見ています。土曜日の午前中に雨が降った昨年よりもやや時計を要して、決着タイムは平均ペースで1分35秒台くらいでしょうか。
また、今年は逃げ、先行馬が揃った一戦ではありますが、何が何でも逃げたい馬は、
ハクサンフエロと
スターリバーくらい。スピード不足のこの2頭のレースメイクでは、そこまでペースを上げきれないでしょうから、脚質による極端な有利不利なく、ほぼ能力どおりに決まる前提で予想を組み立てます。
よって、◎には、前走の新馬戦が大楽勝の
ダノンプレミアムを推します。この馬が前走の新馬戦でマークしたPP指数は、メンバー中で断然のもの。7番ゲートから好発を決めて、先行争いに加わりながら2番手に控える競馬。序盤は
ウルトラスローペースだったものの、
アドマイヤビクターが途中で上がり、ハナを奪って一気にペースアップ。しかし、
ダノンプレミアムはその流れについて行って3、4コーナーでは3頭雁行の真ん中でレースを進めて先頭のまま直線。追い出されるとどんどん後続を突き放し、ラスト1Fの上り坂でもほとんど勢いが衰えないままの完勝でした。
特にこの時期の2歳重賞は、キャリアの浅い馬は不利で、新馬戦を勝ったばかりの馬がすぐに通用することは少ないもの。しかし、そのリスクを背負ってもいいとさえ感じさせるだけの素質馬だけに、ここも期待しました。新馬戦の内容を見る限りでは、ステイヤー色の強い馬だけに、この距離はマイナスでもやや時計を要すぶんでカバーしてくれるでしょう。
○は、新馬戦、
コスモス賞を連勝の
ステルヴィオ。デビュー2戦目の前走・
コスモス賞では成長力を見せられていたし、特に嫌う理由もありません。ただ、前走の
コスモス賞は、道悪で2着馬よりも外から先に動いたとはいえ、ラスト1Fで失速しかけたあたりが少し不安で対抗評価までとしました。
▲は、初芝の
クローバー賞を制して、芝適性の高さを証明した
ダブルシャープ。前走の
札幌2歳Sでも芝に慣れてさらなる上積みを見せて3着。この馬はメンバー中一番レース経験が豊富。そのぶん大きな成長力は見せられないかもしれませんが、初めての芝、それもオープンでいきなり結果を出すような馬は、芝での素質が高ければこそ。芝のキャリアが浅い点では、まだ、伸びしろがありそうなので3番手評価としました。