中京芝コースは、昨春の
高松宮記念で1分06秒7のレコードタイムが出て、主催者はマスコミやファンから散々叩かれました。そこで夏の開催前に芝の張り替え作業やエアレーション作業が行われ、エアレーション作業では、バーチドレンの半径を大きくする工夫をしたとのことでしたが、それでも
CBC賞では1分07秒2の好時計が出ました。
本日、土曜日の
知多特別(1000万下・芝1400m)でも、雨の影響があったはずなのに1分20秒6の好時計。おそらく
リニューアル時は緩かった路盤がしっかりと固まって、いくらエアレーションで通気性を良くしても大きく影響しないレベルなのでしょう。日曜日の天候は雲りで馬場回復を想定すると、今年の
CBC賞でも1分07秒台前半での決着が濃厚なものとなるでしょう。
中京芝1200mといえば、向こう正面の半ばからスタートして緩やかに100mほど坂を上って、その後最後の直線序盤まで坂を下っていくコース。基本的にペースが上がりやすく、特に
リニューアル後はタフな馬場で、短距離戦のわりには逃げ、先行馬が苦戦していました。しかし、超のつくほど馬場が高速化したとなると、今後は緩和されていくはず。
昨年のこのレースで2番手を追走した
ラヴァーズポイントが2着、逃げた
ベルカントが3着に粘ったように、逃げ、先行馬もそこまで大きく割り引く必要はありません。しかし、無難にいくならば、やはり差し馬を狙うことでしょう。なるべくロスのないレース運びができる内目の枠ならば理想的です。
さらに超高速馬場であれば、昨年のこのレースで2着に粘った
ラヴァーズポイントや今年の函館ス
プリントSを制した
ジューヌエコールのように、斤量の軽い馬を狙うのがポイントです。最近は、そのタイプが過剰人気になってしまっている点がネックですが、現時点でやや能力が足りないと思われる馬でも、攻め続ければどこかで大穴にぶち当たることもあるでしょう。
よって、◎には、ハンデが52kgと軽い
タイムトリップを推します。週中に想定したよりも、人気があって躊躇しましたが、他に狙いたいと思っていた
メイソンジュニアが外枠に入ってしまったので、やはり
タイムトリップでいくことにしました。
ゴール前横一線を想定して作られたハンデ戦。ハンデキャッパーに勝つためには、近走よりも上積みが見込める馬を狙うことでしょう。そう考えると、ここ2戦ともマイル戦でラスト1Fがジリジリになってしまったこの馬が浮上しました。近2走はあきらかに距離が長かったはずなので、勝ち上がり実績のある短距離戦での上積みに期待しました。
この馬も15番と外枠ではありますが、
メイソンジュニアと異なるのは差し馬であること。差し馬ならば、外枠でも極端にコーナーロスの多い競馬にならずにすみそうです。
○は、前走の
高松宮記念では道悪で10着大敗を喫しましたが、前々走のオーシャンS勝ちの
メラグラーナ。▲は、外枠ネックも、先行馬がかなり厳しい流れとなった前々走の
ファルコンS・3着が秀逸の
メイソンジュニア。