【旗色がより鮮明に】
トリコロールブルーが躍動する。3歳春は
スプリングSに駒を進め、最速の上りを計時し5着入線歴もある好素材。心身ともに幼さが抜けきれず、踊り場も何回か経験したが、三走前の
飛鳥Sは、後半4F11秒9-11秒8-11秒5-11秒6というタフなレースラップをロングスパートで一気差し。
大阪城Sの走破タイムは1分45秒3、11秒5-10秒7-11秒7(3Fは33秒9)というレースラップを33秒3で一閃。重賞級を目指せるだけの瞬発力と持久力を数字として示した。ただ、
鳴尾記念は久々でマイナス体重。パドックからテンションが高く、レコード馬場に対応しきれず3着に敗れたが、滞在競馬ならイレ込みも軽減でき、平坦コースにもプラス材料を残している。
対抗は
ブレスジャーニー。東スポ杯を上り33秒7で一閃し、GIも見えた能力の持ち主。骨折で一年の休養を余儀なくされ、
菊花賞は距離や不良馬場にも泣いた。しかし、完調途上の造りでもGIII・
チャレンジC3着。前回の
巴賞も、急仕上げの影響で直線内にモタれたが、体調は上昇、レース精度も一段上げられる。
ブラックバゴも、紐解けば3歳時、
京成杯2着歴のある好素材。
中山金杯では、急坂で上り33秒8という出色の末脚を披露。当該コースには1分58秒8の持ち時計もあり、ここ目標に乗り込みも万全。
スズカデヴィアスは、56・5キロの重量で
小倉大賞典3着、
新潟大賞典優勝。57キロでも好勝負必至。
サクラアンプルールは57キロでGII・
札幌記念を優勝。57・5キロでも地力は侮れない。
ナイトオブナイツは、函館コースは動きも反応も軽快。