【終わってみればなるほど】
ルヴァンスレーヴが、3歳春・世代ダートのマイル王に名乗りを上げる。新馬戦の新潟1800ダートは4角ひとマクリ。先行断然有利といわれる平坦コースで、後続に7馬身をつける次元の違う組み立てで圧勝を果たした。
続く東京マイルの
プラタナス賞は、脚抜きのいい馬場にしろ、1分36秒2はコースレコード。1400m通過は1分24秒4、ラスト2Fは手綱を抑えながら、推定11秒6-11秒6と。ラップ構成もきわめて秀逸だった。
追走にちょっと苦労したが、全日本2歳優駿は、終わってみれば0秒2差の完勝。前走の
伏竜Sはソエの影響で仕上がりは八分。発馬で出遅れ、強引に外を回し、大雑把な組み立てになり2着に敗れたものの、ゴール前もうひと伸びするシーンは確認した。
春の大一番は今回、体調も少なくとも前走よりはいいし、加速もグンとスムーズになる。
グリムとの叩き合いが第一本線。500万は2戦で卒業、東京1600ダート・青竜Sは、大外から果敢に先行。ラスト3F・12秒6-11秒8-12秒0(36秒4)というレースラップを0秒3上回る、推定11秒台の連続ラップで評判の強豪を差し返した。聞けば前回は二週前の
端午S(7F)を使う予定が延期になり、予定外の遠征という。それでも距離はクリアできた。ここを目標に整備も前走以上だ。
叩き合いの差し勝負になれば、
グレートタイムが一角崩し。連闘で挑んだ
ヒヤシンスSは4着とガス欠を起こしたが、472キロに戻し前走の鳳雛Sをクビ差2着と復調。母は12勝を挙げたダート重賞馬、ルメールの展開読みと手綱さばきにも注目だ。
ハーベストムーンは、先行策に切り替え500万を楽勝。鳳雛Sはさらに積極的に出て逃げ切り。ワンターンの東京マイル適性は微妙だが、戦法も馬券も明確でいい。
コマビショウは、小回りはコーナーごとに置かれ四苦八苦。直線勝負の東京で大変身があるかもしれない。
リョーノテソーロは、ダートは[2100]。「お試し」で芝も走ったが、ダートに戻せば前進十分。