牝馬限定のハンデGIIIということもあって、どんな馬でも来るときは来てしまうという印象。ファンもその前提で買うので、前走準オープン組ではもはや穴にならず、1000万条件組を取るくらいしないと上手い馬券にはならない。今回は該当馬が3頭いるが、過去10年(15年は時期移動の影響で施行なし)のうち1000万組が複数いた08年、13年、16年はいずれもそこから馬券に絡んだ馬が出ている(08年は2頭)。ただ、最近はこの組も人気になりはじめているので、軸というよりは一部を△に回しておきたいというイメージだ。
一方、実績馬ではハンデにコンマ5の刻みがあった馬が過去10年[2-1-1-2]とよく走っている。残念ながら今年は該当馬がいないのだが、コンマ5は本来あるべきハンデより500グラム軽減されていることが多く、実績馬が走る余地を暗示している。57キロを課せられた時の
マイネイサベルはダメだったが56キロ組もそれなりに走っているし、ここまで軽ハンデ組に目が向くようだと逆に「背負う馬」を重視する手もあるだろう。
ということで、敢えての人気の◎
マキシマムドパリ。ただ3連単マルチで順番違いの高目を意識する。