【姉の能力を知っている】
アクアミラビリスの将来性に注目。新馬戦は1000m通過が1分3秒8のスロー。前半遅かったぶん、走破タイムは1分37秒2止まりながら、11秒7-10秒6-11秒1(33秒4)というレースラップを33秒2でひと差し。ラスト2Fめに10秒6という、目に見える超高速ラップを具体的な数値として刻み込んだ。
半姉の
クイーンズリングは、M・デムーロとのコンビで
エリザベス女王杯を奪取、
有馬記念2着は記憶に新しい。父は異なりサイズも違うが、良血馬ならでは手応えをデビュー戦の上りで感じ取っている。
対抗は
フィリアプーラの決め手。半兄は
朝日杯FSを勝った
アルフレード。父は
シンボリクリスエスから
ハービンジャーにかわったが、骨格や肌艶、目つきなど兄と共通点も多い。ハミ受けや走法は独特、1000m通過・57秒7という前崩れの展開も味方したが、レースの上りを1秒3も上回るオニ脚で大外一気を決めた。1分34秒4という決着タイムも、かなり質が高い。
割って入れば
アマーティ。新馬戦の東京マイルでは上り33秒2を計測、続くサウジアラビアCも、レースをなげ出すことなく我慢強く1分34秒8・3着に踏ん張った。
レーヴドカナロアは、
ファンタジーSは北海道以来の久々、加えて輸送競馬。立ち遅れ、レースの流れに乗れず8着に終わったが、中間一段負荷の高い調教を消化できており、距離延長にも新味が期待できる。
エフティイーリスの母は、
新潟2歳Sの覇者、
桜花賞・
オークス2着、幅広い距離に対応した。一戦ごとに体質も強くなっている。連穴は
レディードリーのキャリア。