グレード制導入のS59年以降から、「消える馬」・「残る馬」を探ってみる。なお、当レースは、H6ー8年は別定戦・H8年以前は8月開催・H6年は札幌開催だった点に注意。
1.
メイショウクオリア
残り。4歳以降、2400m未満のG3以下戦で「逃げ・2番手」のレースをした時は2・2・1・6・4着で負けても0秒2差止まりと粘り強さを発揮。今回逃げ宣言で展開注目。
また、前2走とも5月以降(H8年以前は6月以降)の1800m以上芝OP重賞戦良・稍重で0秒4差内好走していたレース当日の体重増減が6kg以内馬のうち、函館(H6年は札幌)で連対歴があった馬は、不良で行われたH5年を除き[2-2-3-0]。
2.
コロンバスサークル
残り。ハンデ52kg以下の軽量で連対をはたしたのは8頭もいて、うち4頭は牝馬。また、この8頭は前4走内に連対歴があったのが共通項。前4走内に連対歴のなかった52kg以下馬は[0-0-0-17]で、今回同じ52kgでも8番・11番馬は浮上?
3.
マヤノライジン
前3走ともG2以下戦で6番人気以下だった馬は、前走OP・重賞戦3着内好走があった馬を除き[0-0-1-53]。また、8歳以上馬は[0-1-0-21]と未勝利。
4.
キングトップガン
7歳以上馬は[2-2-0-57]だが、斤量軽減のなかった7歳以上馬は[0-0-0-18]。
5.
マンハッタンスカイ
前4走内に重賞戦連対歴がなく、10番人気以下の超低評価が3回以上もあった馬は、H6ー8年の別定戦時を除き[0-0-0-28]。
6.
ダンスインザモア
別定戦時のH6ー8年を除き、前2走ともG3以下戦で6番人気以下かつ4着以下だったハンデ54kg以上馬は[0-0-1-16]。
7.
トウショウウェイヴ
前3走内に重賞戦連対歴がなく、前走10着以下かつ1秒以上敗退馬[0-0-3-39]。
8.
ダイワジャンヌ
前3走内に重賞戦連対歴あるいは重賞戦1・2番人気支持歴があった馬を除く2か月以上の休養馬は[0-0-1-19]。
9.
メインストリーム
前4走内に重賞戦連対歴がなく、前走非重賞戦6番人気以下だったハンデ54kg以上の芝5勝以下馬は、別定戦時を除き[0-0-1-24]。
10.
ウォークラウン
2000m戦を7回以上走って連対0ー2回の53kg以上馬は、前走OP戦1着・重賞戦3着内好走馬を除き[0-0-1-27]。
11.
ルールプロスパー
前3走内に重賞戦使用歴がない馬で、前走非重賞戦6番人気以下かつ6着以下だった馬は[0-0-0-21]。
12.
ミッキーペトラ
前3走内に芝の条件戦で0秒6差以上の敗退歴がある53kg以上馬は[0-0-0-14]。
13.
アクシオン
前走10番人気以下かつ10着以下は[0-0-2-32]。4・16番馬の項目も該当。
14.
シャインモーメント
前3走内に芝のレースで斤量53kg以下かつ1秒以上敗退歴のある53kg以上馬は、重・不良で行われたH5・7年を除き[0-0-0-8]。3番馬の項目も該当。
15.
エドノヤマト
前走条件戦使用で連対をはたしたのは6頭いるが、その6頭はすべて前走1着。前走条件戦敗退馬は[0-0-0-16]。
16.
マイネルスターリー
前3走内に6着以下が2回以上あった斤量57kg以上馬は、前3走内に重賞戦連対歴があった馬を除き[0-0-0-15]。H4年G3
札幌記念8着→OP道新杯6着→OP
巴賞1着の
ツルマイナスが58kg7着、H21年G3
新潟大賞典8着→G2
金鯱賞8着→OP
巴賞1着の
マンハッタンスカイが57kg3番人気6着と敗れている。
以上から残ったのは、2頭。◎2
コロンバスサークル、○1
メイショウクオリア。