【7Fの星】一応、
ローズSにも登録のあった
イチオクノホシだが、1400mベースに転換は既定路線。春は度重なる関西遠征と距離のカベにハネ返され、
桜花賞は11着と散ったが、ベストは7Fを承知の上で、阪神JF4着、
クイーンC3着、
フィリーズレビュー4着と、クラシックの最前線で好勝負を繰り返してきた。ちなみに、同馬の原点は、東京1400mの
サフラン賞。ラスト2ハロン・推定11秒0-11秒0(3ハロンは33秒4)という、強烈な末脚が起点。追い込み届かずの3着に終わったものの、前走の長岡S・1分19秒9で、適性を再確認できた。当面の敵は
カネトシディオス。前走の新潟戦では、1400m通過・1分20秒4という精度の高いミドルラップを、57・5キロを背負い、残り1F近辺で先頭。レコードに0秒4差の、1分31秒9で押し切り勝ちは、中身が濃い。小柄だが、土性骨のあるタフガイ。稽古も坂路53秒8をいっぱいに追えた。一角崩しは
タバルナ。北海道シリーズは4・7着に終わったが、二戦連続で最速の上がりを駆使。コースは異なるものの、三走前の京都1400mは1分20秒1(上がりは33秒0)。ややズブさを増した今は、7Fのほうがいい。
ダノンフェアリーは、この距離はギリギリ。57・5キロだけに、惑星までの評価。