6番　ダンシングミッシー

前走は控える競馬を試みましたが、3・2走前からも分かるように千四でも先行するダッシュ力はあります。今回は千二になりますが、この新潟千二は1戦1勝で1.11.5(良)と好時計で勝っています。近走千四で結果が出ていないだけに、距離短縮に注目します。

◎(お薦め度C)1000円・(お薦め度B)3000円・(お薦め度A)10000円を資金として、明快かつ儲ける競馬にこだわります。

　越後Sは昨年のNo.1予想でも取り上げたレースですが、予想のコンセプトは「最終追い切り場所、栗東坂路」が好走している、でした。

2011年
北陸S　馬ナリ平均坂路／標準坂路（栗）
越後S　標準少め坂路（栗）／馬ナリ平均坂路

2012年
北陸S　馬ナリ平均併用／標準坂路（栗）
越後S　標準坂路（栗）／軽目坂路（栗）

2013年
越後S　急仕上げ坂路（栗）／馬ナリ平均坂路（栗）

2014年
越後S　標準多め坂路（栗）／標準併用
上越S　軽目トラック／馬ナリ平均坂路（栗）

　昨年までは連対馬10頭のうち、7頭が栗東坂路で最終追い切りを行っていましたが、昨年は4頭いて2頭。確率は低くなっていますが、先週の岩室温泉特別(1000万下)では9番人気メイショウユメゴゼが、栗東坂路の標準坂路で2着。今年も新潟ダート1200mの高額条件では、栗東坂路優勢が継続していると判断しました。

　◎テイクファイアは過去に新潟ダート1200mで1戦1勝。当時と同じく、ラスト1Fが最も速くなるラップで最終追い切りを終えており、状態に関しては申し分ありません。ハナへのこだわりはなく、三宮特別で見せたような速いペースを追走して、最後は前を捕まえるというレースには滅法強いタイプなので、スタートで後手を踏むようなことさえなければ。

1.ノウレッジ
今回：馬ナリ平均トラック
前回：標準トラック

2.トキノゲンジ
今回：標準併用
前回：連闘

3.シュトラール
今回：標準少めトラック
前回：標準トラック

4.キタサンミカヅキ
今回：一杯平均併用
前回：一杯平均トラック

5.ドリームコンサート
今回：一杯平均坂路
前回：標準坂路

6.ダンシングミッシー
今回：馬ナリ平均トラック
前回：軽目トラック

7.ビリオネア
今回：急仕上げ坂路
前回：標準坂路

8.ペイシャモンシェリ
今回：標準多め坂路
前回：標準坂路

9.マキャヴィティ
今回：標準坂路
前回：馬ナリ平均トラック

10.テイクファイア
今回：標準多め坂路
前回：乗込坂路

11.フォルテリコルド
今回：標準少めトラック主体
前回：標準多め併用

12.タマブラックホール
今回：標準多め坂路
前回：標準坂路

13.キンシザイル
今回：標準多め坂路
前回：軽目併用

14.アースゼウス
今回：標準坂路
前回：標準少め坂路

15.ミリオンヴォルツ
今回：標準坂路
前回：一杯平均坂路

【上位拮抗】ペイシャモンシェリは前々走OP2着で前走も力量示す内容。調教の動きも上々で勝ち上がりを期待。マキャヴィティは休み明けを使われつつ上昇。力量クラス上位で好勝負十分。アースゼウスは骨折明けの前走快勝。今回も休み明けだが動き軽快で連勝も。ノウレッジも気配上々で力量アップも顕著。シュトラールも巻き返しの態勢で、テイクファイアやタマブラックホールにも注意したい。

【距離最適】1200mの距離に戻ればマキャヴィティが巻き返し。二走前の欅Sもそうだったが、前回の安芸Sも、好位の内で上手く脚はたまったものの、追い出しての反応が今イチ。1400mは、やはり1ハロン長い。しかし、安芸Sは良馬場条件下で1200m通過が1分9秒7。自身の走破タイムも1分22秒8と、レース内容は秀逸。57キロの重量に課題を残しているものの、急坂の中山1200ダートを1分10秒前後で準オープン勝ち負けの時計や実績を考慮すれば、平坦コースの新潟なら先行勢の動向を見ながらグイとひと押し。

ペイシャモンシェリとの叩き合いが第一本線。三走前の春風S・1分10秒5では57キロを背負って現級勝ち、オープンの京葉Sも2着に奮闘。降級の花のみちSは、勝ち馬の大駈けにあい2着に惜敗したものの、1分9秒7で2着はしっかり確保している。こちらも57・5キロは未知数ながら、平坦替りなら脚色は緩まない。

単穴はアースゼウス。新潟巧者ぶりは知っていたが、八海山特別はスタート後11秒8―10秒6―11秒1(3Fは33秒5)という、快ラップを難なく先頭。時計の出やすい不良馬場とはいえ、自身の持ち時計を大きく更新する1分9秒9で駈け抜けている。

ノウレッジは夏至S3着で、このクラスにも目途を立てた。予定していたレースを先週除外され、ピークの状態を維持できるか、少し不安は残るが、ハンデは56キロだ。2戦2勝の新潟に向け立て直しをはかったシュトラール。ドリームコンサート、テイクファイアもハンデ戦なら連がらみはある。

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ここは素直にトップハンデのペイシャモンシェリの実績を評価。前走は人気薄の逃げ馬の大駆けにあっただけで内容は及第点以上。何度も書いているが、新潟のダート、特に1200mは圧倒的に先行馬が有利。上位には先行勢を推したい。

平均値ソートでも重ハンデ馬は上位に来る。だがトップハンデでも気にならないほど◎ペイシャモンシェリの指数が抜けていい。前走117というのはなかなか出ない指数。唯一の欠点はコース未経験だが大丈夫だと判断した。相手筆頭はその同距離コースの前走を106でまとめている○アースゼウス。平均値トップ▲マキャヴィティ。距離で108前走105を持っている☆テイクファイアを爆弾として押さえておきたい。

格上げになるが叩いた効果で中身が充実してきた14アースゼウスを狙う。新潟巧者で条件はベスト。うまくスピードを発揮できればチャンスは十分にある。次位は先行力ある1ノウレッジ。好位から仕掛ければチャンスはある。▲は末脚は上位の9マキャヴィティ。

　先週土曜の新潟ダートでは、逃げた馬が4勝、2着1回という圧倒的強さだったのに対し、日曜は一転して差し追込みのオンパレード。ただ、これは開幕週にありがちなペースのマジックで、今日は逃げ先行馬天国に戻るはずだ。◎はトップハンデでもペイシャモンシェリ。目下の充実ぶりと、ハナにこだわらず前で運べることからも信頼したい。

　相手本線は、おそらく逃げるであろうアースゼウス。デビュー戦以来の距離に戸惑わなければ逆転まであるノウレッジ。実力馬マキャヴィティは脚質を割り引いて4番手の評価とした。