今年の名古屋日刊スポーツ杯。今年は距離が200m短縮された芝2000mで施行されます。そこで参考にしたのは先週行われた、500万下以上の中京芝2000m。1日目金鯱賞、2日目栄特別ともに1着は標準多め併用。単勝人気は4番人気、5番人気ですから、能力＜調教適性の結果を判断してよいでしょう。

　出走馬に標準多め併用はいませんが、それ以上の調教適性も期待できるスパルタ併用が◎ケージーキンカメ。2走前には同じ調教タイプで3着しており、自身にとっても好走できる調教タイプ。前走のように中団より前でレースを運ぶことができれば、ゴール前は必ず勝ち負けの叩き合いに加わっているでしょう。

1.アドマイヤコリン
今回：標準多め坂路
前回：標準多め坂路

2.ケージーキンカメ
今回：スパルタ併用
前回：一杯平均併用

3.アグリッパーバイオ
今回：一杯平均トラック
前回：標準少めトラック

4.サイモンラムセス
今回：標準坂路
前回：標準坂路

5.カレンバッドボーイ
今回：標準併用
前回：馬ナリ平均併用

6.ビオラフォーエバー
今回：標準少めトラック
前回：馬ナリ平均坂路

7.ウインテンダネス
今回：急仕上げトラック
前回：標準トラック

8.キンショーユキヒメ
今回：急仕上げトラック
前回：標準少めトラック

9.タイセイサミット
今回：馬ナリ平均坂路
前回：馬ナリ平均坂路

【チャンスだ】タイセイサミットは、弥生賞4着、毎日杯を上がり33秒3で3着に食い込んだ好素材。3着に敗れたものの、二走前の精進湖特別の上がりラップは11秒3―10秒9―11秒5。次走のオリエンタル賞も上がりラップは精密。緩かった馬体も締まり、ここは勝機。

　キンショーユキヒメも、4月のデイジー賞・1分47秒7で、オークスに出走すれば印を打とうと思っていた3歳馬。やや良化はスローながら、叩き三戦、勝ち負けの準備が整いつつある。

　単穴はビオラフォーエバー。中京2000mは〔1201〕、絵にかいたような単騎逃げがある。馬体回復を条件にサイモンラムセス。ウインテンダネス、アドマイヤコリンも連下なら。

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【平穏】春は重賞戦線で掲示板を確保し続けていたタイセイサミット。休養後は、このクラスで3着2着と悔しい競馬が続くが、勝った馬はいずれOPに行くだろう、高レベル面々。相手が悪かったとしか言いようがなく、ローカル開催のここならば頭3つくらい上に抜けている。焦点は相手探しになるだろう。

やはり開催2週目あたりだと同距離コースが揃っていない難しさを痛感している一日。ここも少頭数ながら難しい判断となっている。3歳でコース未経験でも平均値でトップなのが◎タイセイサミット。相手はかなりの横一戦。その割にオッズがつかなければ妙味ない一戦かも。

叩き3戦目でさらにパワーアップしてきた9タイセイサミットを推す。56キロは許容範囲で組し易い相手関係からここは順番だ。次位は8キンショーユキヒメで末脚が生かせればチャンスはある。▲は4サイモンラムセスで能力は互角。