【変わり身大】
スモークフリーは、昇級の前走がプラス16キロ。少し楽はさせたかなとは思っていたが、明らかに下腹がダブつく重目残り。◎を打っていたこちらとしては、正直今日はないかな、まいったなと観念もしたが、あの造りでも中山の急坂で上がり34秒8(メンバー中最速)がつかえた。元より東京は、スローの上がり勝負にしろ、二走前11秒7-11秒1-11秒7(3Fは34秒5)というレースラップを、迫力満点に33秒6で一気差し。この中間は調教師自ら追い切りに跨り、南Wコースで負荷をかけた調教を課してきた。
能力なら
パフォーマプロミスも互角。まだ体質が弱く、東京への輸送で当日テンションがどのくらい高くなっているのか。いくつか課題を抱えているぶん次位にとどめたが、左回りの中京2000m・2分0秒5の快勝歴や、京都1800mの1分46秒3など、ひとクラス上の準OPレベルのタイムや上がりを幾度もマークしている。
アヴニールマルシェは、知っての通り
新潟2歳S2着、
東スポ杯2歳S2着。近走を見ると、その当時の輝きを望むのは少し無理があるような気もするし、今は1800mが微妙にスタミナ不足だが、かといって単穴以下にはなかなか落とせない。
ヴェラヴァルスターは、丁寧な騎乗を心がけても脚を突っ張り反抗する。ただ、夏の札幌2000mの好タイムを見ると、9Fの距離短縮で集中力が増す可能性はある。当日のイレ込みがカギになるが、
ダイワスキャンプは新潟1800mに1分45秒7の連対歴あり。微妙に1F長いが、
ペガサスボスの前走は着差以上の完勝だった。