【本腰を入れてきた】タワーオブロンドンが短距離重賞に本腰を入れてきた。7Fは3戦無敗、京王杯SCは1200m通過・1分7秒6というタフな流れを踏み、横綱相撲でレコ勝ち。マイルも走らせてきたが、本質は6-7Fのスプリンターとみていい。58キロは背負うが、1200mに距離を短縮したからには、秋のGI・スプリンターズSまで一直線。

　まとめて負かせば、52キロで出走できる3歳馬アスターペガサス。いろんな若さを残しながらも、葵Sは57キロの重量で1分8秒0・2着に急追。古馬オープンレベルに記録面でも追い付いた。滞在の函館は2戦2勝、函館SSは軽量3歳が穴をあけることでも知られている。カイザーメランジェは、オープンの流れを覚えジンワリ底上げができている。滞在かわりでダイメイフジの大駈け注。ペイシャフェリシタも連下なら。

　大量除外の影響で7頭立て(予定)に。個人的にももともと予定していた◎○▲が揃って除外になってしまい、更地からの考え直しとなった。

　函館は日曜に暴風雨の予報まで出ていてまさに荒れ模様。さらに先行馬がほとんどいなくなってしまい展開的にもクセのあるレースになりそう。もともとの予想では△だったのだが、◎ペイシャフェリシタは重馬場での勝利もあるし、経験してきたレースのペースが速いぶん、自然に競馬をしても前寄りになりそう。相手2点に絞って馬連で。

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【天気不安】かなりの量が降りそうな日曜日の函館競馬場。開幕週なだけに、大きな不安を抱かなければダメとは言い切れないが、数々の名スプリンターが負けてきたレースだけに基本は荒れると見たい。本命は3歳馬の11アスターペガサス。レースっぷりから素直に斤量が決め手に反映するタイプで、この52kgは大きい。2ペイシャフェリシタは洋芝得意。1サフランハートは器用さがあり、この枠も楽しみ。

　函館の1200で行われるスプリントレース。函館コースは直線がとても短い小回りコース。それに開幕週という事を考えれば断然先行馬から狙うべきです。本命視しているのは、ライトオンキューです。この子は前につける脚があります。前走は初めての1200の流れにも対応。まだ成長の見込める4歳馬の勢いに期待します。

　ダノンスマッシュは1番人気の高松宮記念で4着に敗れたが、外枠が苦しい中、7枠13番からしぶとく差を詰めていた。函館は昨年、準オープンを完勝。滞在も洋芝も問題なく、ここから再スタートだ。アスターペガサスは昨年の函館2歳S覇者。ようやく闘志あふれる走りが戻っており、得意の函館で楽しみ。タワーオブロンドンは前走レコード勝ち。滞在競馬の経験もある。リナーテも相手なりに走ってくるタイプだ。

　実績馬が優勢。「“中央場所、かつ芝、かつオープンクラスのレース”において連対経験のない馬」は2014年以降[0-0-1-27]と苦戦しています。また「前走の出走頭数が17頭以下、かつ前走の着順が4着以下だった馬」は2014年以降[0-0-0-25]、「馬齢が5歳以上、かつ“前年以降、かつJRA、かつGIのレース”において8着以内となった経験のない馬」は2014年以降[1-1-1-39]なので、それぞれ評価を下げたいところ。不安要素が見当たらないダノンスマッシュ、デアレガーロ、タワーオブロンドン、ティーハーフ、アスターペガサスあたりを狙ってみたいところです。

　ジャイアンツコーズウェイ産駒の◎アスターペガサスは函館芝1200mで2戦2勝、芝1200mでは3戦2勝2着1回と連を外していない。ストームキャット系の芝成績を見ると函館芝1200mが抜けた好成績。この舞台では信頼出来る存在だ。

　○ダノンスマッシュは昨年の京阪杯以降、父ロードカナロアと同じローテーションを歩んでいる。高松宮記念は3着だった父を下回る4着となったが、外目を回る競馬で勝ち馬とは0秒2差で走破タイム1分07秒5だから内容的には悪くなかった。父はこのレースで2着に敗れたが、このメンバーなら中心に見るべきだろう。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　夏競馬、そしてサマースプリントシリーズの開幕を飾る一戦。例年人気薄が馬券に絡んできており、短距離適性はもちろん洋芝適性の見極めも重要になってくる。開幕週ということもあり時計の出方にも注目。

1.近年は速い時計での決着

　以前は時計の掛かるレースとしてお馴染みだったが年々勝ち時計は速くなってきている。札幌での開催だった09年を除く過去10回を見ても、08年-13年の平均勝ち時計が1:08.5なのに対し、14年-18年は1:07.8。パワー優勢だった以前とは違い、時計勝負に対応するスピードが要求されやすくなっている。

2.前走距離に注目

　過去5年の成績を前走の距離別で見てみると、前走1200m以下だった馬の成績が(2・2・1・37)で複勝率11.9%なのに対し、前走1400m以上だった馬は(3・3・4・23)で複勝率30.3%。今回距離を短縮してくる馬の方が成績は優秀だ。

3.基本的には若い馬優勢

　過去5年の成績を年齢別で見てみると、5歳以下だった馬の成績が(4・3・4・31)で複勝率26.2%と上々なのに対し、6歳以上の馬の成績は(1・2・1・29)で複勝率12.1%と不振気味。16年以外は毎年1頭6歳以上の馬が馬券に絡んでおり安直に軽視することは避けたいが、5歳以下の馬を中心視するのがベターだろう。

　タワーオブロンドンは前走の京王杯SCをコースレコードで優勝。好位で折り合い直線に入るとしっかり脚を使って抜け出す非常に中身の濃いレースだった。安田記念を回避してこちらに照準を合わせてきたが、本格化した今なら初の1200mにも対応できる。58kgの斤量がカギとなるが、不安よりは期待の方が大きい。

　ダノンスマッシュは前走の高松宮記念で4着。結果的に外枠だったことが仇となったが、0.2秒差なら悲観する内容ではなかった。昨年洋芝への適性を見せており巻き返しを期待できそうだ。リナーテは前走の京王杯SCと前々走の京都牝馬Sで2着。昨年函館と札幌で勝利を挙げているように小回りでもしっかり差して来れる。時計勝負になった時にどうかだけ。

　ダイメイフジは前走の京王杯SCで10着も0.4秒差。先行力を活かし見せ場は作ったと言える。高速馬場よりパワーのいる舞台の方が合っているのでここで巻き返しは可能。以下、前走の葵Sを上がり最速で2着し得意の函館で更に期待できるアスターペガサス、函館1200mはこれまで2戦2勝のデアレガーロ、前走1600万下(3勝クラス)を好位抜け出しで完勝したライトオンキュー。

同距離実績では抜けた存在だったダノンスマッシュやリナーテ取り消しで予想やり直し。これはもう数字では抜けている◎タワーオブロンドンとなる。斤量が重いのが不安材料だがライバルいなくなれば軸でいけるだろう。3歳で斤量も軽い○アスターペガサスが相手。▲ペイシャフェリシタ、☆カイザーメランジェまでとした。

大幅にメンバーが弱化したなら13タワーオブロンドンが有力。小回り向きでうまく末脚が生きればチャンス。次位は11アスターペガサスで条件はベストで函館2歳Sの覇者の実力は侮れない。▲は2ペイシャフェリシタで地力は上位。