【際立つ身のこなし】ミスターメロディが心身ともに一段と進化。父は全米を中心に北半球で大ブレイク中のスキャットダディ。NHKマイルをあわやの0秒2差に踏ん張った、芝・ダート兼用のスピード馬。

　二走前のオーロCは久々の影響か。道中気負いが目立ち、1000m通過・57秒3というミドルペースにも頭を上げ制御不能。あの引っかかりようでは、さすがにゴールまでもたない。しかし、ひと叩き効果でガス抜きは完了、阪神Cはあと一歩のコンマ1秒差に追い上げてきた。前走後の調教の動きも際立っている。

　当面の敵は阪神Cの勝者ダイアナヘイロー。当該7Fは阪神C、阪急杯を2勝、武豊とのコンビで、精密かつスピードにあふれた戦績を残してきた。

　単穴はエントシャイデン。東京マイルで上り32秒3を計測したこともある切れ者。前走は自ら動いていったぶんハナ差に詰め寄られたが、ゴール前は差し返す余裕。GII戦になるが、立場はチャレンジャー。思い切った直線強襲策がとれる。

　ここ二戦消化不良のレースが続いているが、ロジクライは富士Sを1分31秒7で快勝歴がある。ツボにハマればロードクエスト、レッツゴードンキもひと差しがある。

前年からの芝1400m成績の良い馬が好走しやすいレース。阪神C好走馬を買うのが手っ取り早いが、それだと上位人気馬になる。ここは1600mを多く使っているわりに好走するときは結局1400mのロードクエスト。

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【上位拮抗】前走ソツない競馬で阪神Cを2着にまとめた16ミスターメロディ。昨年のファルコンSで圧勝したように無類の中京巧者。何が何でも高松宮記念に出たいところでもあり、ここをスッキリ勝って万全の流れを作って参戦を目指す。

　強敵は前走、直線思ったより弾けなかった9ダイメイフジ。狭いところに入ったのが敗因だが、勝ち馬が次走凡走しているのを、そもそも力関係とは別なイレギュラーな要素がレースを支配していた感があり、あまり気にしなくても良いかも。人気が下がっているなら逆に狙い目。

　3ロジクライも距離短縮で人気急降下。参戦するなら理由はあるはずで、1400mでも要注意。

※2/17時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　このレースは高松宮記念に向けてのステップレース。阪神の１４００で行われるレースで終いの坂にも屈しないパワーのある子を買いたいです。

　本命視しているのは、ミスターメロディです。デビューしてから一度も掲示板を外していない安定感のある走りを評価します。前走の阪神カップではダイアナヘイローを捕まえることができなかったものの着差わずか０，１秒のレース。初めての阪神コースをこなせたのは大く評価します。

　中間の調教もCWで終い１１秒７と抜群の足を見せており、状態の良さも光ります。相手選びは、開幕週の阪神馬場で行われ痛みの少ない内枠の好走が目立つレースなので、枠順から、穴馬も狙ってみたいです。

※2/16時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　阪神カップと阪急杯はリピーターが現れる傾向にある。昨年の阪神カップ3着のスターオブペルシャから入る。インめで立ち回り、距離損を抑えて上位進出を果たした。同じ競馬ができるかは枠順次第だが、器用に立ち回るセンスは認めたい。

　リョーノテソーロはここ2戦、勝負どころでスムーズでなかった。巻き返しは可能。

　ロードクエストは東京新聞杯4着からの臨戦。脚はしっかりと見せた。エントシャイデンは3連勝中。決め手に磨きがかかっている。

※2/16時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　実績と距離適性がポイント。「“JRA、かつ1400m、かつGIIのレース”において4着以内となった経験がある馬」は2014年以降[4-4-3-21]と堅実です。ちなみに「“JRA、かつ1400m、かつGIIのレース”において4着以内となった経験がない、かつ前走の着順が6着以下だった馬」は2014年以降[0-0-0-31]でした。

　また「出走数が21戦以上、かつ“JRA、かつ1400m、かつGIIのレース”において優勝経験のない馬」は2014年以降[0-0-1-41]。よほどこの距離のレースに実績がある馬でない限り、キャリアが豊富過ぎる馬は評価を下げるべきでしょう。

　注目はミスターメロディ。前走が好内容でしたし、キャリア8戦である点も強調できます。

※2/15時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　◎ミスターメロディの父スキャットダディは米三冠馬ジャスティファイの他、欧州でも芝短距離G1馬を何頭も出している世界的種牡馬。本馬は芝、ダートを問わず高い素質を見せており、今後の短距離路線のエースになれる逸材だ。

　○エントシャイデンは芝マイルで3連勝中も、全姉ブランボヌールは函館2歳S。キーンランドCと芝1200mの重賞で2勝しているスプリンター。距離短縮は問題ないだろう。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　2012年に中京競馬場が改修されて直線に坂が設置されてから、高松宮記念と阪急杯との関連性が強まった印象がある。改修以降7年間の勝ち馬のうち3頭が高松宮記念でも連対を果たした。距離は違うものの、高松宮記念に向けた重要なステップレースの位置づけは揺るがない。

1.1200路線からの距離延長がハマる

　2018年に7番人気で勝ったダイアナヘイローは、それまで1200mを中心に使われていて1400m以上の勝ち鞍は新馬戦だけだった。2017年4番人気2着のヒルノデイバローも1200m路線からの距離延長だったし、2015年9番人気3着のローブティサージュも前年夏以来1200m路線に専念していた。

2.内回りコースで馬力が必要

　直線が短い内回りコースを使用するため、パワーと馬力に秀でたタイプが有利になる。このレースで連対したディープインパクト産駒はミッキーアイル一頭だけ。ダイワメジャー産駒が2勝、キングカメハメハ産駒が2勝と、機動力があって早めにスピードに乗れるタイプの好走が目立つ。

3.ベテランが存在感を示す

　過去10年で4歳馬の勝利は1頭だけ。2018年1番人気の4歳馬モズアスコットは2着に敗れて、2017年1番人気の4歳馬シュウジも8着。また、過去10年の勝ち馬のうち8頭には以前に重賞で連対した実績があった。勢いある若い馬よりもキャリア豊富なベテランを重く扱いたい。

　レッツゴードンキは6歳の昨年も高松宮記念2着で、スプリンターズSも最速上がりをマークして5着に食い込んだ。現役最強スプリンターの一頭であり、京都牝馬S勝ちがあるように1400mも問題ない。ダートもこなせるパワーの持ち主で、馬力を要する阪神内回りも合っているだろう。

　ダイアナヘイローは昨年の阪急杯、阪神Cと当コースで重賞を2勝。前走は人気薄の気楽さもあったが、今回もまた同型が少ない組み合わせ。ハナに行き切れば安定感がある。スターオブペルシャは阪神Cを人気薄で3着。前残りの展開を追い込んでのものだけに価値がある。気性面が成長して進境著しい。

　ダイメイフジの淀短距離Sは傷んだ馬場を苦にしての凡走。開幕週の阪神に替わるのは好材料で、阪神C4着からも軽視できない。以下、阪神C2着の4歳馬ミスターメロディ、3連勝と勢いに乗るエントシャイデン、2年ぶりの勝利でスランプから脱した印象のタイムトリップ。

【軽視禁物】杉原ジョッキーと本当に手が合っている、06スターオブペルシャを本命に推す。適度に前が流れてくれそうなメンバー構成で、展開利もみこめる一戦。枠番も3枠6番といいところを引き当てた。前走よりも楽な相手となり、さらなる前進を期待。相手は、01レッツゴードンキと16ミスターメロディが上位評価組だ。◎○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負。

【小波乱】ロードクエストは追われて鋭い。条件が好転するロジクライ。タイムトリップは軌道に乗った。

昨年末の阪神同距離コースの『阪神カップ』では11番人気○ダイアナヘイローに本命を打って馬単2万円台が獲れた。でも今回同馬は人気に。しかしやや外枠に入った。前回ほどウマくはいかないかもしれないのでやや狙い下げ。指数アップが見込めるのは4歳◎ミスターメロディのほうと判断する。3番手に▲ロジクライ。一発☆タイムトリップ。割り込む伏兵をどう押さえるかが課題になるレースだ。

臨戦態勢は整った16ミスターメロディが有力。条件はベストで開幕週の馬場なら先行策から抜け出せる。次位は18エントシャイデンで3連勝と勢いがあり決め脚は魅力。▲は17スマートオーディンで得意コースで決め脚が生かせそうだ。