【波乱含み】展開等々、少し迷いもあったが、ウェスタールンドの破壊力を信頼。シリウスS2着強襲で、重賞戦線の手応えは得た。チャンピオンズCは、狙い撃ちのイン一気がハマったにせよ、57キロでGI2着。爪を慮り休みがちなのは仕方ない。スローは覚悟、56キロなら届いていい。

　当面の目標はロンドンタウン。コリアCレコ勝ちの意味を、マーチS2着で再認識。56キロという重量もありがたい。

　グリムは57キロ・中央場所の今回が、GI路線への試金石。ピオネロは、できれば湿り気が欲しい。ヒラボクラターシュ、リーゼントロック、テーオーエナジーの粘り込みも小差。

　阪神コースで施行されるようになって以降、1番人気馬[4-1-1-1]、全馬均等買い時の回収率が単29%・複55%とかなり堅くなっているレース。名古屋大賞典組が走っているので、ここは人気でも素直に◎グリム。

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【荒れ模様】交流重賞からの参戦や、交流重賞から1度使われての参戦など、多士済々のメンバーが揃って能力比較が難解なレース。本命は好調期間が長く続くタイプの3ロンドンタウン。もともとは重賞でも頑張っていた馬で、いつの間にか存在が薄くなっていたが、韓国で食べたカプサイシンが効いたのか、再びセンターステージへと戻ってきた。前走にしても、かなり長く脚を使っており、人気がない今回は積極的に買ってみたい。5ナムラアラシは展開に左右される脚質ではあるハマりそう。10ウェスタールンドは、まだ本調子とは言わないが、前走GI2着。これ以上は評価を落とせない。

※4/7時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　このレースは阪神ダート1800で行われるレースです。最後の直線は長く坂になっているのでパワーがある子から買いたいです。

　そして、勢いのある若い馬が圧倒的に強いレースなのでそこも意識して、本命は、4歳馬のグリムです。地方、中央問わずダートでは好走しており、近走は地方の深い馬場で距離の長いところでもいいレースができていますから、阪神コースもこなせると思います。相手関係からもここは決めたいところ。

※4/6時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　前走マーチSで十分すぎるほどの見せ場をつくって3着のリーゼントロック。その前の佐賀記念も2着で一時の不振からは完全に脱したようだ。

　ウェスタールンドはチャンピオンズCで2着。イン狙いがハマったとも言えるが、ここは相手関係がだいぶ楽になっている。持ち前の末脚がうなる。

　グリムは相変わらずの安定感。57キロは多少、気になるが前にいられるのは強み。テーオーエナジーは前走不利。巻き返しは可能だ。

※4/6時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　格の高いレースで善戦してきた馬や先行力の高い馬が優勢。「“前年以降、かつJRA、かつ1800-1900ｍ、かつGI・GIIのレース”において8着以内となった経験がない、かつ前走の4コーナー通過順が2番手以内でない馬」は2012年以降[0-0-2-52]と苦戦していました。

　また「出走数が25戦以上」だった馬も2012年以降[1-1-1-50]といまひとつ。

　これらの条件をクリアしているグリム、テーオーエナジーはもちろん、わずかに条件から外れているだけのウェスタールンド、ヒラボクラターシュも有力と見て良いでしょう。

※4/5時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　◎アナザートゥルースはサウンドトゥルー(チャンピオンズCなど重賞5勝)、ルールソヴァール(佐賀記念)の半弟。5歳にして重賞出走2回目となるが、サウンドトゥルーは5歳秋、ルールソヴァールは6歳2月に重賞初制覇を果たしたという遅咲き血統。父アイルハヴアナザー産駒のJRA重賞初制覇もかかる。

　○テーオーエナジーは2走続けて重賞で1番人気を裏切っているが、父カネヒキリ、伯父にかきつばた記念など重賞2勝のビワシンセイキがいる血統は優秀。今後も重賞勝ちを重ねていく馬だろう。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　上半期の大一番・帝王賞に向けての出発点と位置づけられるレース。以前は京都の開幕週に行われていたが、2012年にマイラーズCと入れ替わる形で阪神の最終週に移ってきた。直線に坂がある阪神に替わったことで、より底力が要求されるようになった印象がある。

1.次代のスターが巣立っていくレース

　過去10年の勝ち馬には、アウォーディー、ホッコータルマエ、ゴルトブリッツというのちのダートGIホースの名前が並ぶ。また、かつてはゴールドアリュールやタイムパラドックスが勝ったレースでもある。これからGI戦線に駆け上っていく勢いがある馬に有利で、過去10年の勝ち馬のうち7頭は前走を勝っての臨戦だった。

2.長い距離をこなすスタミナが問われる

　阪神に移動して以降7年間の勝ち馬のうち、6頭までは1900m以上のレースからの距離短縮だった。唯一の例外である2015年のクリノスターオーにしても、その時点でダート1900m以上の重賞を2勝していた。長い距離での実績は勝ち負けのための必須に近い条件だ。

3.マーチS好走馬は不振

　間隔的にマーチSから臨戦する馬が少なくないが、時計のかかる中山とはレースの性質が異なるようで、マーチSで好走してきた馬は苦戦を強いられている。阪神移動後の過去7年間で前走マーチS組は[0-2-2-40]。連対した2頭は前走で4、11着と馬券圏内を外していた。


　グリムは前走名古屋大賞典でダート重賞3勝目をマーク。ダート路線における強い4歳世代の一角を占める存在だ。スピードと馬力で粘り込む競馬が持ち味で、3着に敗れた前々走の名古屋グランプリを見ても現状距離は長過ぎないほうがいいようだ。レパードSを勝ったこの距離なら能力をフルに発揮できるはず。

　ピオネロは長期休養から復帰して徐々に調子を上げてきた。ダート重賞で3着以内したことが4度あるようにこのメンバーでも能力は劣らない。ウェスタールンドは昨夏のダート転向以来連対を外したのは距離が短かった武蔵野Sだけ。チャンピオンズCでは前残りをただ一頭追い込んだように、末脚の威力は一級品だ。

　テーオーエナジーは前走では控えて自分の競馬ができずに大敗したが、本来の積極策で見直したい。以下、スタミナ豊富なコスモカナディアン、斤量減で前進が期待できるロンドンタウン、堅実に走るヒラボクラターシュ。

【過信禁物】強烈な末脚を持つ10ウェスタールンドだが、このコースと組み合わせで、しかも圧倒的な人気となると、評価を割り引きたくなる。トップ評価は先行内容のいい04グリムで、相手も03ロンドンタウンと14ヒラボクラターシュの2頭を上位に評価と、中団よりも前を取れる馬を重視した。チョイ荒れを狙って、◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負だ。

【小波乱】グリムはレース巧者。流れに乗ってメイショウスミトモが前進。アナザートゥルースは集中力がアップしている。

数字としては圧倒ともいえる◎ウェスタールンド。前走も120という高数値。シンプルに評価したい。相手は地方を使い続けながら平均値で2位になっているというかなり稀な○グリム。これも評価していい。3番手に▲ロンドンタウン。一発には一応同距離コースの115持っている☆ピオネロ。ここも以下の△も数字としては良い。

休養明けになるが臨戦態勢は整った10ウェスタールンドが優勢。追い込み一辺倒だが距離延長はプラス。終い勝負で勝機は十分。次位は3ロンドンタウンでレース巧者で56キロならチャンス。▲は2テーオーエナジーで積極策から好走はは可能。