【
ロックオン】
タマモロックの初重賞奪取を世界の名手・ムーアJが叱咤激励。デビュー三戦目からブリンカーを着用、位置取りや戦法など試し、東京マイルに絞り今春は
キングカメハメハCを良馬場・1分35秒3で外強襲に成功。オープン緒戦・重馬場の
アハルテケSをハナ差2着に肉薄。暑さは苦手、10月のグリーンチャンネルCに向け調整してきたが、スタートも決まり残り1F地点では楽勝にも映った。追い込み馬の不意打ちをくらい0秒1差の2着に惜敗したものの3着とは4馬身差。脚抜きのいい馬場とはいえ1分34秒3という走破タイムも評価できる。中間の追い切りをみるとさらに集中力が研ぎ澄まされ、どっしりとして重量感も増している。鞍上はムーアJ、鬼に金棒。
対抗は
エンペラーワケアの才能と伸びしろ。造りが難しい大型馬ゆえ、大事にローテーションを組み、7Fをベースにスピードを高めてきたが、
エニフSは前半部分で少し頭を上げながらも最速の上がりで勝ち抜いた。良馬場で1分22秒4も優秀、ラップ構成を見ると1F延長もソロソロ大丈夫だろう。
ショウナンライシンは夏の福島1700ダートを機に急上昇。グリーンチャンネルCは末脚勝負に徹し切った作戦がピタリとはまったが、ついでの東京コースもクリア。稽古の動きやタイムを見ると、高いレベルで好調を保てている。
ペイシャエスは2022年の
ユニコーンSの優勝馬。素直な頑張り屋ゆえ2100mの交流重賞も勝ってはいるが、1700mの
エルムSの行きっぷりや好タイム勝ちを見ると本質はマイラー。舞台は東京1600m、約束の地に立ち戻った。
一発長打があれば
カズペトシーン。6月の小倉戦あたりから目を見張る末脚を連発。大外からどこまで迫るか、馬券のスリルも満点。
ペリエールは2023年の
ユニコーンSの勝者。重めをひと絞り、東京マイルは崩れが少ない。