ゲートが開いて、5番サンマルクイーン、7番ヴィルシーナが比較的好スタート。6番ジェンティルドンナも揃った飛び出しを見せた。2番スピークソフトリーは半馬身、1番スズカウインダーは1馬身、4番トーセンベニザクラは1馬身半ほどタイミングが合わず。8番ラスヴェンチュラス、9番サトノジョリーは控えるような形で後方へ下げた。注目の先行争いは、大方の予想通り5番サンマルクイーンが押してハナへ。約1馬身ほど離れて外から、6番ジェンティルドンナが早くも2番手を確保。続いて内から3番キャトルフィーユ、7番ヴィルシーナ、抑え切れずに9番サトノジョリーも上がってきた。そこから1馬身ほど開いて、2番スピークソフトリー、8番ラスヴェンチュラス。後方勢は、出遅れた4番トーセンベニザクラや1番スズカウインダー、僅かに最後方は11番ニコールバローズが続いた。
単騎で逃げたサンマルクイーンの5F通過は、61秒4。少頭数と実績上位馬2頭参戦で、芝1800mで行われた2008年以降でも、2番目に遅い通過ラップとなった。こうなると、流れは完全に後半の瞬発力勝負へ。
11頭が隊列乱さず4コーナーを迎え、圧倒的1番人気ジェンティルドンナは楽な手応えの2番手で直線へ。ヴィルシーナも、4角4・5番手で直線を迎える。残り200mを切って、最内のサンマルクイーンは一杯。ジェンティルドンナが早々と先頭に躍り出る。連れて内からキャトルフィーユ、さらに外からヴィルシーナも迫るが前との差はなかなか詰まらない。坂を駆け上がって独走に入ったジェンティルドンナがそのまま押し切り1着。1.1/2馬身差の2着にヴィルシーナ。最後縺れた3着争いは、中から伸びてきた3番人気ラスヴェンチュラスが確保。以下、キャトルフィーユが4着、追い込んだトーセンベニザクラは5着。勝ちタイムは1分46秒8(良)。なお、10番ハナズゴールは出走を取り消している。