11R

エルムS

15:25発走 / ダ1700m (右) / 天候:晴 / 馬場:重
4回 函館 3日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(指) 別定 13頭
本賞金:3500,1400,880,530,350万円
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レース回顧

■素質馬フリートストリートがレコードV

 スタートは各馬が揃った飛び出し。正面スタンド前では果敢に6番エーシンモアオバーがハナヘ。外からは12番フリートストリートもすんなり2番手に取りついて、1コーナーから2コーナーに入っていく。激しい先行争いもなく、前の2頭を見ながらの3番手で2番ブライトラインが3番手を確保。差がなく13番スマイルジャック、1馬身差で5番ダノンゴールドと11番ツクバコガネオーが並走し、半馬身ほど遅れて4番クリールパッション。中団の各馬は7番トーセンアレス、9番グランドシチーが並んで、後方にかけては1番サイレントメロディ、8番メダリアビート、10番アクティビューティ。1馬身半差の最後方追走が3番セイリオスの隊列で、向正面を各馬続々と通過していく。

 2番手以下に対し、終始1馬身のリードを取って逃げたエーシンモアオバーのラップは序盤から淀みなく流れ、前半推定3F35秒4、同4F47秒7、5F59秒8で通過。雨乾きで高速化していたこの日の馬場やメンバーレベルを踏まえれば、平均より少し速い程度の流れになったか。エーシンモアオバーは、3?4コーナーで後続を引き離しにかかるが、これを必死に追うフリートストリートに対し、3番手のブライトラインが2頭のポケットに絶好の手応えに収まって、最後の直線へ。後続はツクバコガネオーなどが浮上しているが、やや水が開いた格好。

 直線に向くと、逃げ込みを図るエーシンモアオバーに対し、外から迫るフリートストリート。直後の3番手にいるブライトラインも追撃の態勢。しかし残り200m付近でブライトラインは、前の2頭を捌くのに手間取っている。この隙に残り100mで先頭が入れ替わり、2番手追走から前を交したフリートストリートが鞍上の猛檄にも応えて重賞初制覇の優勝ゴールイン。2着に逃げ粘ったエーシンモアオバー。断然人気のブライトラインは、勝負の局面で捌けず、さらに1馬身差の3着まで。4着はツクバコガネオー、5着にはグランドシチーが入った。勝ち時計の1分42秒0(重)は、函館ダート1700mの従来記録を1秒1更新するレコードタイム。

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