■メイケイペガスター、新コンビ横山典と2番手から抜け出す
スタートは、1番ラウンドワールドと9番クロスボウが1馬身半ほどの立ち遅れ。先行争いは3頭が広がって、その中から5番マイネルマエストロがじわりとハナへ。後続は4番マイネルストラーノで落ち着くところ、外から8番メイケイペガスターが浮上してきて、道中は2頭が2?3番手で並ぶ形。1馬身差で2番マンボネフューと7番ゴットフリートが並んで、これに3番ザラストロも加わりながら先団を固めていく。そこから2馬身半差で10番ケイアイチョウサン、僅かに遅れてラウンドワールド。さらに1馬身差で、6番トウシンモンステラが後方2番手。5馬身ほど離れてクロスボウが、ポツンと最後方の形で進んで行く。
逃げたマイネルマエストロのペースは前半4F48秒0、同5F60秒2と淡々としたラップを踏んだが、絶好の良馬場を考慮すれば息も入ってゆったり目の流れになったか。レースは後半の瞬発力勝負の様相となった。
直線入り口では、マイネルマエストロから1馬身半ほど離れた2番手でいい手応えを見せるメイケイペガスター、その1馬身差の外にゴットフリートが押して3番手集団へと並び掛けてきた。残り400mを手前にして、先頭はあっさりとメイケイペガスターに変わり、2番手集団の中からはゴットフリートが脚を伸ばしてきた。3着争いは、最内で盛り返しを見せるマイネルストラーノが浮上。残り150mでは既に上位3頭の大勢が決して、先頭メイケイペガスターは新コンビ横山典弘騎手の先行策で見事な重賞初勝利。最後まで差は詰まらなかったが、2着は1.1/2馬身差でゴットフリート。1/2馬身差の3着にマイネルストラーノが粘った。ラウンドワールドはゴール前で外から差を詰めるも4着まで、やや遅れてマンボネフューが5着。勝ちタイムは1分46秒0(良)。