11R

フェブラリーS

15:40発走 / ダ1600m (左) / 天候:晴 / 馬場:良
1回 東京 8日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 16頭
本賞金:9400,3800,2400,1400,940万円
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レース回顧

■グレープブランデーが鮮やかに差し切りGI2勝目

注目のスタートは、8番イジゲンがまたしても4馬身ほどの遅れ。他15頭は、ほぼ揃った飛び出しを見せた。先行争いは、中から注文通りに5番タイセイレジェンドが抜けて先頭に立ち、1馬身差で6番エスポワールシチーも好ダッシュから2番手を確保。1馬身差の3番手は6頭が横に並んで、内から1番マルカフリート、2番グレープブランデー、7番ガンジス、9番ヤマニンキングリー、そして初ダートの11番カレンブラックヒル、さらに外からは15番ガルボもこの圏内へと加わる。その中からグレープとヤマニンは若干控え、1馬身差で4番ナムラタイタンが追走。さらに1馬身差で内に10番ワンダーアキュート、外に12番ダノンカモンと並走し、1馬身差で3番セイクリムズン、盛り返してきたイジゲン、13番エーシンウェズンが並んでの追走。これを2馬身差で見ながら、14番テスタマッタが後方2番手。そして2馬身差の最後方に、16番シルクフォーチュンの展開となった。

 逃げたタイセイレジェンドのペースは、前半3F34秒6、同4F46秒5とけれんみのない締まった流れ。これに3?4コーナーでは、馬群全体が10馬身の圏内にドッと固まって直線コースへと向いてくる。この時注目のカレンブラックヒルは外目の3番手を追走となったが、手応えなく早くも後退気味。

 直線に向くと、逃げるタイセイレジェンドを絶好の手応えで交わしに掛かったのがエスポワールシチーで、1馬身差の外からガルボもこれに並ぶ勢い。その後ろは、マルカフリートにガンジス。さらに1馬身差の最内にグレープブランデー、その外にナムラタイタンが迫ってきた。残り300mでは、後続を振り切ってエスポワールシチーが単独先頭に踊り出て、これに内からはマルカフリートが差を詰め、ガンジスなども迫るが手応えは今一つ。残り200mでは先頭のエスポワールシチーを目がけ、外から一気にグレープブランデーが襲い掛かって2番手へと浮上。さらに1馬身差の外からは、ワンダーアキュート、テスタマッタ、ダノンカモン、シルクフォーチュンなどが追い込んで、最内からの強襲はセイクリムズン。レースは残り100mを切っているが、エスポワールシチーの脚色がやや鈍りはじめて、残り50mでグレープブランデーが瞬く間に捕らえて差し切り、ここで優勝間違いなしの大勢。ゴールまでセーフティリードとなった鞍上浜中俊騎手もゴール後に拳を握る、人馬ともに2度目のGI勝ち。4/3馬身差の2着は、往年のスピードが蘇った8歳・GI7勝馬エスポワールシチーが粘り通した。クビ差まで迫った3着には、7歳のタフネス・ワンダーアキュート。4着はセイクリムズン、5着はシルクフォーチュン。またも出遅れたイジゲンは12着、注目されたカレンブラックヒルは砂の一線級に苦汁を飲まされる形でブービー15着に大敗。勝ちタイムは、1分35秒1(良)。

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