■新星デニムアンドルビーが人気に応える
スタートは、9番ラキシス、16番ブリリアントアスクがダッシュ今一つ。先行争いは各馬の出方を見ながら、5番タガノミューチャンがじわっとハナへ。その後ろも各馬が抑えたままで、以下はあまり差がなく13番グッドレインボー、11番セキショウ、17番エクスパーシヴ、4番インカンデセンス、15番ロジプリンセス、3番イリュミナンス、8番アルマシャウラ、6番ブリュネット、18番テンシンランマン、1番オースミミズホ、2番スイートサルサ、10番エバーブロッサム、7番ナンヨーユナ、14番アニマトゥールなどが各馬が、それぞれに半馬身差の圏内に固まりながら追走していく。後方3番手にラキシス、ブリリアントアスク、そして最後方追走が12番デニムアンドルビーという隊列で向正面を進んで行く。
スタートから中盤にかけては全くペースが上がらず、前半4F通過49秒7、同5F通過が63秒1と、雨で湿った馬場を割り引いても全くのスローペース。3?4コーナーにかけても、引き続きペースは上がらず完全な直線の瞬発力比べの様相を呈して最後の追い比べへ。
直線に向いてペースこそ一気に上がるが、残り250mまでは道中とほとんど同じような隊列が続く。様相は残り200mでようやく変わり、どうやら外の脚色が優位。4コーナーで一気に捲り上げた2頭、エバーブロッサムとデニムアンドルビーが内で伸びあぐねる各馬を交して先頭に躍り出る。その外からは、スイートサルサ、ナンヨーユナなども追い込んで、内からはテンシンランマンもしぶとく盛り返す。残り100mでは、上位2頭は僅かに抜け出したデニムアンドルビーとエバーブロッサムとなったが、直線でもしっかりと脚を伸ばしたデニムアンドルビーが重賞初制覇の優勝ゴールイン。3/4馬身差の2着に、エバーブロッサム。ゴール前で5頭ほどに広がった3着争いは、最後の最後に食い込んだブリュネットが先着してオークス切符をゲット。4着にテンシンランマン、5着にタガノミューチャン。スイートサルサは6着。勝ちタイムは2分3秒9(稍重)。