■ロゴタイプが堂々の横綱相撲で混戦に断
スタート後、18番テイエムイナズマ、16番フェイムゲーム、15番カミノタサハラ、1番メイケイペガスターなどがダッシュつかずに後方から。正面スタンド前での先行争いは、中から楽に飛び出していく8番コパノリチャード、さらには11番クリノヒマラヤオー、13番ラブリーデイ、17番クラウンレガーロ、6番ミヤジタイガなども好発を決めて前を窺い、12番コディーノ、7番ロゴタイプはこの直後を追走して1コーナーを回り、2コーナーへと向かっていく。向正面に入ると、コパノリチャードが2番手のクリノヒマラヤオーにリードを1馬身半とって先頭。さらに2馬身半差でラブリーデイ、ミヤジタイガ、差のないポジションでコディーノ、クラウンレガーロが先行集団を形成し、直後からは14番エピファネイア、9番サトノネプチューンがこの争いへと加わっていくところ、中団やや前の内目でロゴタイプが追走していく。その後ろも差がなく続き、5番タマモベストプレイ、カミノタサハラ、10番マズルファイヤー、4番ナリタパイレーツ、2番インパラトールと中団後ろ寄りのグループもごった返す形。1馬身差の後方集団は、3番レッドルーラー、フェイムゲーム、テイエムイナズマ、2馬身半差の最後方追走がメイケイペガスターという隊列となった。
逃げたコパノリチャードのペースは淀みなく流れて、前半4F45秒7、同5Fは58秒0で通過。これに、先団から中団の各馬も差を詰めながら追走したことで、全体的にも非常に締まった厳しい流れとなって、そのまま勝負処の3?4コーナーを通過していく。4コーナーの手前では、前を行く2頭、コパノリチャード・クリノヒマラヤオーの直後でエピファネイア、コディーノが手応えよく待機し、その直後の外からロゴタイプも一気に仕掛けての追い上げ態勢で、4コーナーを回って最後の直線へと向いてくる。
直線に入っての攻防は、坂下で外から早くも抜け出してきたロゴタイプが堂々と先頭に変わり、その内からは積極的なレース運びで2番手へと浮上してきたエピファネイア。坂を駆け上がりながらの残り150mでは、この2頭の内からコディーノが迫って、上位の3頭は人気の各馬。その4番手以下は、内からタマモベストプレイ、カミノタサハラも浮上してくるが、脚色は前の3頭が依然有利か。各馬が死力を尽くしての残り50mでも、ロゴタイプが先頭は変わらずとなって後続の追撃を封じ込み、そのままクラシック1冠目の優勝ゴールイン。1/2馬身差の2着に、福永騎手で満点のレース運びを見せるも及ばずのエピファネイア、さらに1.1/4馬身差の3着はコディーノが入った。4着はカミノタサハラ、5着はタマモベストプレイ。勝ちタイム1分58秒0(良)は、中山芝2000mのコースレコードを更新した。