■スイートサルサがゴール前で差し切り重賞初制覇！

　スタートでは16番パワースポットが若干の出遅れ。前の争いは、8番ミナレットが押していくところを、11番ペイシャフェリスが外から交わして先頭に立った。この2頭に9番バーバラ、12番リラヴァティなどが続いて最初のコーナーへ。

　2コーナーに入り、先頭は依然ペイシャフェリス。1馬身半差でリラヴァティが2番手、直後にミナレットと15番シャイニーガールが続く。2馬身開いてバーバラ、その後ろに4番フィロパトールと14番マイネグレヴィルが並ぶ。また2馬身開いたところに1番メイショウスザンナ、2番ブランネージュ、6番スイートサルサが並走、2馬身差で7番オメガハートロック、その内に3番ウエスタンメルシー、外に13番アルマディヴァンが続く。1馬身差で10番グレイスフラワー、その外に5番ケイティバローズが続き、1頭大きく離れた最後方がパワースポットとなった。

　1000mの通過タイムは58.8秒。3?4コーナーに入り、一杯気味になったペイシャフェリスをリラヴァティが交わして先頭に立つ。その外にマイネグレヴィルが取りついてきて、スイートサルサも前に進出。パワースポットは依然最後方のままで最後の直線へ。

　直線に入り、粘り込みをはかるリラヴァティを内のミナレット、外のマイネグレヴィルが追い、この3頭の外からスイートサルサが迫る。パワースポットはさすがに位置が後ろすぎて苦しく、ブランネージュはメイショウスザンナとアルマディヴァンに挟まれる不利を受けた。残り200m、100mとなってもリラヴァティが渋太く粘っていたが、徐々にスイートサルサが差を詰め、リラヴァティを捕らえきったところでゴール。スイートサルサが初めての重賞制覇を果たした。リラヴァティはクビ差で2着、さらに3/4馬身差の3着はメイショウスザンナとなった。パワースポットは7着、ブランネージュは11着だった。勝ちタイムは1分46秒0(良)。