■サトノクラウン完勝！無傷の3連勝で皐月賞へ！

　スタートでは大きな遅れはなかったものの、直後に10番タケルラムセスが11番コメートに寄られ、一頭離れた最後方となった。前は、7番ジャストフォーユーがハナを切り、これにコメート、3番シャイニングレイが続く形。

　最初のコーナーを回って、先頭は依然ジャストフォーユー。2馬身差でシャイニングレイが2番手、さらに1馬身半差でコメートが続く。1馬身差で1番ベルラップと9番クラリティスカイ、2頭の後ろに4番サトノクラウン、2馬身差で2番タガノエスプレッソ、さらに2馬身後ろを8番トーセンバジルが追走。また2馬身開いて6番グァンチャーレ、さらに3馬身差で5番ブライトエンブレムが続いて、一頭大きく離れた最後方がタケルラムセスとなった。

　前半1000mの通過タイムは61.3秒。3?4コーナーに入り、シャイニングレイとコメートがジャストフォーユーに並びかけていく。後続も差を詰め縦長だった馬群は一気に凝縮、サトノクラウンは先団に取りついていき、グァンチャーレやブライトエンブレムは大きく外を回って最後の直線勝負に賭ける。

　直線に入り、わずかに先頭に立ったシャイニングレイの脚色は鈍く、外から上がってきたサトノクラウンに早々に交わされる。コメートやクラリティスカイなども苦しく、先行勢は総崩れの様相。これらに替わってタガノエスプレッソ、トーセンバジル、グァンチャーレ、ブライトエンブレムが脚を伸ばしてきた。残り200mを切って、サトノクラウンが一頭完全に抜け出す形となり、大外からブライトエンブレムが単独2番手に浮上。これで大勢は決し、そのままサトノクラウンがブライトエンブレムに1.1/2馬身差をつけてゴール板を駆け抜け、無傷の3連勝でクラシック制覇に王手をかけた。2着ブライトエンブレムから2.1/2馬身差の3着にはタガノエスプレッソが入り、この3頭が4月19日に行われる皐月賞の優先出走権を獲得した。トーセンバジルは5着、シャイニングレイは7着だった。勝ちタイムは2分1秒8(稍重)。