■キタサンブラックが無傷の3連勝で皐月賞へ!
スタートでは7番ミュゼスルタンが若干の出遅れ。先行争いは横に広がった中から1番キタサンブラックと4番タケデンタイガーが出て、タケデンタイガーがハナを奪いきったところで1コーナーへ入る。
2コーナーに入り、タケデンタイガーのリードは4馬身ほどに広がった。2番手は変わらずキタサンブラック、1馬身半差で11番フォワードカフェ、直後に10番ダノンメジャー、その内に2番マイネルシュバリエが続く。1馬身差で8番ダノンプラチナ、1馬身半差で6番リアルスティールと12番ベストミックス、2頭と半馬身差の内を3番ベルーフが追走。2馬身差で9番マイネルサクセサーと5番ブラックバゴ、さらに2馬身離れた最後方がミュゼスルタンとなった。
1000mの通過タイムは62.6秒。3?4コーナーに入ってタケデンタイガーのリードはほとんどなくなり、キタサンブラックとダノンメジャーが並びかける。その後ろにベルーフとダノンプラチナも上がってきて最後の直線に入る。
直線に入り、4コーナー出口で先頭に立ったキタサンブラックをダノンメジャー、ベルーフ、ダノンプラチナが追うが、逆にキタサンブラックがこれらを突き放した。リアルスティールも外から懸命に脚を伸ばして2番手集団に迫る。残り200mを切ってもキタサンブラックの脚色は十分。ゴール前に差しかかってようやく差が詰まりだし、2番手に浮上したリアルスティールが襲いかかったが、クビ差まできたところで決着。キタサンブラックが無傷の3連勝で重賞制覇を果たした。2着リアルスティールから3/4馬身差の3着にはダノンプラチナが入り、この3頭が4月19日に行われる皐月賞の優先出走権を獲得した。ベルーフはダノンプラチナから1.1/4馬身差の4着だった。勝ちタイムは1分49秒1(良)。