■7番人気の伏兵リッカルドがV 連勝で重賞初制覇
11番モンドクラッセがダッシュ良くハナを切り、これに12番クリノスターオー、2番ヒラボクプリンスなどが続いて最初のコーナーへ。
2コーナーに入って、モンドクラッセのリードは1馬身。クリノスターオーが単独2番手、1馬身差でヒラボクプリンス、5番ロワジャルダン、10番ショウナンアポロンが続き先団を形成。2馬身開いて4番リッカルド、半馬身差の内に3番ジェベルムーサ、さらに1馬身後ろに9番ブライトラインが続く。1馬身半差で7番マルカフリート、差のない内に1番ナムラビクター、直後に6番サイモントルナーレと8番ナリタスーパーワンが並走する形となった。
残り1000m地点の通過タイムは42.9秒。モンドクラッセを先頭に各馬3コーナーに入り、ここでリッカルドが外から進出を開始。鞍上の手が激しく動くクリノスターオーを交わして2番手に浮上した。
直線に入り、逃げるモンドクラッセをリッカルドが追う。クリノスターオーもようやく鞍上のアクションに反応したか、盛り返しを見せている。4番手以降とは差が開いており、優勝争いはこの3頭に絞られた様子。残り100mあたりでリッカルドが先頭に躍り出た。クリノスターオーもモンドクラッセを交わしてリッカルドに迫るが、リッカルドはこの追撃も凌いでゴールイン。前走の安達太良S(1600万下)に続く連勝で、初めての重賞制覇を果たした。クリノスターオーはクビ差で2着、モンドクラッセはさらに1.1/2馬身差遅れての3着となった。ロワジャルダンは4着、ジェベルムーサは7着だった。勝ちタイムは1分43秒5(良)。