■川崎のトラストが中央勢撃破! 13年ぶりの地方馬V
スタートで3番インヴィクタ、8番タガノアシュラ、10番ディープウォーリアが出遅れ。好スタートを切った5番トラストがハナを切り、これに2番ジャコマル、7番アンノートルなどが続いて最初のコーナーへ。タガノアシュラはかなり掛かっている様子。
2コーナーに入って、トラストのリードは2馬身。ジャコマルが単独2番手、1馬身半差でアンノートル、その内に11番エトルディーニュが続く。1馬身差で13番ブラックオニキス、半馬身差の内に6番フラワープレミア、その外を12番アドマイヤウイナーが追走。1馬身差で1番コパノカーニバルと9番コリエドール、2頭の外にタガノアシュラ、1馬身半差でインヴィクタ、半馬身差の外にディープウォーリアが続き、さらに2馬身後ろの最後方が4番トリオンフとなった。
1000mの通過タイムは61.6秒。快調に逃げるトラストを先頭に、各馬3-4コーナーを回る。タガノアシュラとディープウォーリアは外から直線勝負に賭ける態勢。
直線に入ってもトラストの脚色は十分。後続を振り切ってリードを3馬身ほどに広げた。外に出したタガノアシュラとディープウォーリアは伸びない。2番手はエトルディーニュ、ブラックオニキス、アドマイヤウイナーらの競り合いとなっているが、トラストはこれらの争いを尻目に悠々とゴールイン。JRA所属馬を一蹴し、2003年のモエレエスポワール以来13年ぶりの地方馬による札幌2歳S制覇を果たした。2着は2.1/2馬身差でブラックオニキス、3着はさらにクビ差でアドマイヤウイナー。インヴィクタは7着、タガノアシュラは8着、ディープウォーリアは10着だった。勝ちタイムは1分49秒9(良)。