■サトノダイヤモンド完勝! 最後の1冠で悲願のGI制覇!
17番ジュンヴァルカンが大きく出遅れ。5番ミライヘノツバサが押してハナを切り、15番サトノエトワールがその外に上がってきた。2馬身差で14番アグネスフォルテ、その内に2番ジョルジュサンク、さらに1馬身半差で13番エアスピネルが続く。1馬身半差で3番サトノダイヤモンド、その外に8番ミッキーロケットと10番ウムブルフ、2馬身開いて1番カフジプリンス、7番レッドエルディスト、6番ディーマジェスティ、18番マウントロブソンらが一団となっている。2馬身差で11番レインボーライン、その内に4番シュペルミエール、直後に12番コスモジャーベが続き、4馬身ほど離れて16番プロディガルサン、さらに1馬身半差でジュンヴァルカン、その内の最後方が9番イモータルとなった。
各馬1周目のスタンド前へ。ミライヘノツバサが完全にハナ争いを制し、サトノエトワールが単独2番手、その後ろは大きく離れる形となった。サトノダイヤモンド、ディーマジェスティは中団に構えている。1000mの通過は59.9秒。2周目に入り、シュペルミエールやプロディガルサンなどが早くも動き出す。ディーマジェスティとミッキーロケットはサトノダイヤモンドを後ろからマークしている。
2周目3コーナーに入り、サトノダイヤモンドが外からじわじわと進出開始。馬なりで楽にポジションを上げていく。合わせてディーマジェスティも動くが、こちらはムチが入っており、手応えの差は明らか。
最後の直線に入り、サトノダイヤモンドがムチも使わず楽々と先頭に躍り出る。ディーマジェスティも止まってはいないが、やはり手応えの差のとおりに突き放されてしまった。内で立ち回っていたエアスピネルが2番手に浮上、外からはレインボーラインが上がってきたが、サトノダイヤモンドは完全に独走態勢に入っている。結局サトノダイヤモンドは抜け出してから全く後続を寄せつけずにゴール。春の鬱憤を晴らす圧勝劇でクラシック最後の1冠を手にした。2/1/2馬身差の2着は、レインボーラインとエアスピネルの際どい争いとなったが、レインボーラインに軍配が上がった。ハナ差でエアスピネルが3着。ディーマジェスティはさらにクビ差遅れての4着、ミッキーロケットが5着、カフジプリンスは8着という結果となった。勝ちタイムは3分3秒3(良)。