■レイデオロが7015頭の頂点に! ルメール騎手は3週連続GI勝利!
3番マイスタイルがハナを切り、7番アルアイン、8番トラスト、1番ダンビュライト、15番ダイワキャグニーらが続いて最初のコーナーに入る。18番アドミラブル、12番レイデオロはともに後方から。
1コーナーを回り、マイスタイルのリードは1馬身半。トラストが単独2番手、さらに2馬身差でアルアイン、その内にダンビュライトが続く。1馬身差で5番クリンチャーとダイワキャグニー、その後ろで4番スワーヴリチャード、10番ベストアプローチ、17番ウインブライトらが一団となっているが、レイデオロがこれらの外から一気に上がっていった。さらに11番ペルシアンナイトがレイデオロに続き、アドミラブルもウインブライトの外までポジションを上げてきた。ベストアプローチの後ろに6番サトノアーサー、その内に2番アメリカズカップ、外に13番カデナが続いて、2馬身差で14番ジョーストリクトリ、その外に9番マイネルスフェーン、さらに1馬身後ろの最後方が16番キョウヘイとなった。
1000mの通過タイムは63.2秒。遅い流れを見て動いたレイデオロが2番手まで上がってきて3コーナーへ。ペルシアンナイトも4番手まで上がっており、その後ろに皐月賞馬アルアインが続く。アドミラブルは中団の外を回って最後の直線勝負に賭ける。
直線に入り、馬場の中ほどに出したレイデオロが、最内で逃げるマイスタイルを交わしにかかる。後続各馬は横に大きく広がった。残り400m地点でレイデオロがわずかに先頭に立つ。内のマイスタイルも渋太く粘り、レイデオロの外からスワーヴリチャード、後ろからはアルアインとアドミラブルが脚を伸ばしてきている。残り200mを切って、スワーヴリチャードがレイデオロに迫るが、あと1馬身ほどというところから差が詰まらなくなった。アドミラブルも懸命に追い上げてきているものの、突き抜けるまでは苦しい。結局、レイデオロは最後までスワーヴリチャードに並ばせず、3/4馬身差をつけてゴール。2014年生まれのサラブレッド7015頭の頂点に輝いた。鞍上のC.ルメール騎手はヴィクトリアマイル、オークスに続く3週連続GI勝利。開業29年目の藤沢和雄調教師はこれが悲願のダービー初制覇。
2着スワーヴリチャードから1.1/4馬身差の3着には、アドミラブルが入った。4着はマイスタイル、5着はアルアイン。勝ちタイムは2分26秒9(良)。