■またミルコ! ペルシアンナイトが17年ぶりの3歳馬V!
8番マルターズアポジーがダッシュを効かせてハナを切る。2馬身差で3番ヤングマンパワー、半馬身差の外に6番ダノンメジャー、さらに1馬身差で15番ムーンクレストが続く。1馬身差で9番レーヌミノル、直後に2番アメリカズカップと16番ウインガニオン、さらに1馬身後ろに11番エアスピネルと17番ジョーストリクトリがいる。1馬身差で4番サングレーザーと12番イスラボニータ、1馬身半差で7番レッドファルクス、その外に10番クルーガーが続く。1馬身差で14番ガリバルディ、直後に18番ペルシアンナイトと13番グランシルクが続き、2馬身差で5番サトノアラジン、さらに3馬身後ろの最後方が1番ブラックムーンとなった。
600mの通過タイムは34.6秒。3-4コーナーを回って最後の直線に入り、エアスピネルが馬場の真ん中あたりに出して先行勢を交わしにかかる。その内からはレーヌミノル、後ろからはペルシアンナイトとサングレーザーが脚を伸ばしている。さらに後ろからイスラボニータも上がってきているが、突き抜けるまでは苦しいか。残り200m地点でエアスピネルが先頭に立ち、内で食い下がるレーヌミノルを振り切るも、外からペルシアンナイトが襲いかかってきた。最後はエアスピネルとペルシアンナイトが並んでゴールし、写真判定の結果、ペルシアンナイトが優勝。2000年のアグネスデジタル以来、17年ぶりの3歳馬によるマイルCS制覇を果たした。
ハナ差2着となったエアスピネルから1/2馬身差の3着には、サングレーザーが入った。以下4着レーヌミノル、5着イスラボニータ、レッドファルクスは8着に終わった。勝ちタイムは1分33秒8(稍重)。勝ったペルシアンナイトの鞍上M.デムーロ騎手は今年GI・6勝目で、武豊騎手らが達成している年間GI最多勝記録に並んだ。また、同騎手は今春のオークスからGIで10戦続けて3着以内に入っている。