■ミッキークイーン快勝、GI獲りへ視界良好
4番クロコスミアが先頭を窺うが、その内から3番クイーンズリングが掛かり気味にハナを奪った。クロコスミアから1馬身差で2番クリノラホールと8番ジュールポレールが続き、その外を14番ダンツキャンサーと13番エテルナミノルが上がっていった。ジュールポレールの後ろに1番ウエスタンレベッカと11番アットザシーサイド、この2頭の間に6番ミッキークイーンがいる。1馬身半差で5番トーセンビクトリー、直後に10番ヒルノマテーラと12番デンコウアンジュ、1馬身半差で16番アドマイヤリードと7番メイショウマンボ、さらに1馬身半後ろの9番タッチングスピーチと15番デニムアンドルビーが並んで最後方となった。
600mの通過タイムは35.6秒。3コーナーでクロコスミアが先頭に立ち、エテルナミノルが2番手に浮上。クイーンズリングは3番手に下げ、ミッキークイーンは中団の馬群の中で最後の直線を迎える。
直線に入り、クロコスミアが一旦後続を引き離す。クイーンズリングは全く伸びずに後退。替わって内を突いたアドマイヤリードがグイグイと脚を伸ばし、外からはジュールポレールも上がってきた。ミッキークイーンもそのさらに外に持ち出して追撃態勢に入る。残り200mを切って、アドマイヤリードとジュールポレールがクロコスミアを交わしにかかるが、外からミッキークイーンが襲いかかってきた。ミッキークイーンはそのまま一気に突き抜けてゴール。昨年2着の雪辱を果たし、2015年秋華賞以来となる重賞3勝目を挙げた。2着は1.3/4馬身差でアドマイヤリード、3着はさらにクビ差でジュールポレールとなった。クイーンズリングは15着だった。勝ちタイムは1分34秒3(重)。