■2分20秒6! 衝撃のレコードで3冠牝馬アーモンドアイが完勝!
6番サンダリングブルーが出遅れて最後方。1番アーモンドアイはスタートを決めた。8番キセキがハナを切り、アーモンドアイ、13番ノーブルマーズ、10番ガンコ辺りが続いて1コーナーへ。
2コーナーにさしかかったところで、キセキのリードは2馬身ほど。ノーブルマーズが2番手、その内にアーモンドアイがいる。1馬身差でガンコ、直後に11番スワーヴリチャード、その外に14番ウインテンダネスが続く。1馬身半差で2番ハッピーグリンと9番シュヴァルグラン。
1馬身半差で3番サトノダイヤモンド、半馬身差の外に7番サウンズオブアース、さらに1馬身差で4番サトノクラウン、その外に12番カプリが続く。3馬身開いて5番ミッキースワロー、その外のサンダリングブルーが最後方となった。1000mの通過タイムは59.9秒。
キセキがリードを保って3コーナーへ。アーモンドアイは2番手に上がった。スワーヴリチャードもアーモンドアイをマークしたまま好位を追走。その後ろにシュヴァルグラン、サトノダイヤモンドなどが続いて最後の直線を迎える。
直線に入り、逃げるキセキをアーモンドアイが追う。3番手にはスワーヴリチャードが浮上したが、前2頭との差を詰められない。その後ろではシュヴァルグランとサトノダイヤモンドが叩き合っており、後方からはミッキースワローが脚を伸ばしてきた。
残り200mを切ったところで、アーモンドアイがキセキを交わし先頭に躍り出た。懸命に食い下がるキセキと、3番手スワーヴリチャードとの差は大きく、この時点で大勢は決した形に。最後はアーモンドアイがキセキに1.3/4馬身差をつけてゴール。3冠牝馬が古馬も圧倒する結果となった。
2着キセキから3.1/2馬身差の3着はスワーヴリチャード。4着はシュヴァルグラン、5着はミッキースワロー。サトノダイヤモンドは6着だった。
勝ちタイムは2分20秒6(良)。従来の記録(2分22秒1)を1秒5も上回る驚異的な日本(世界)レコードとなった。3歳牝馬によるジャパンC制覇は、2012年のジェンティルドンナ以来、史上2頭目。鞍上のC.ルメール騎手はこれで今年のGI・7勝目となり、JRAの年間GI勝利記録を更新した。