■ダノンキングリーが出遅れをものともせず完勝
9番ダノンキングリーは出負けして最後方から。好スタートの3番アエロリットがハナを主張し、早くも後続に2馬身リードを取る。
2番手には4番インディチャンプ、1番ケイアイノーテック、2番ギベオン、外に7番マイネルファンロン。2馬身開いて5番ランフォザローゼス、8番ハッピーグリン、10番モズアスコット、そしてダノンキングリーという隊形。最初の1000mは58秒5。アエロリットは淡々としたペースを刻んでいく。
直線に入ってもアエロリットが持ったまま先頭。インディチャンプが並んでくる。坂を上がってもこの2頭が激しく叩き合うが、それを尻目に外からダノンキングリーが出色の末脚で追い込んできた。
ゴール直前でダノンキングリーが先頭に立ちゴール。出遅れをものともせず古馬との初の戦いを制した。勝ちタイムは1分44秒4(良)。1.1/4馬身差の2着にアエロリット、インディチャンプは終いやや脚が鈍り更に1.1/4馬身差の3着だった。自分の競馬に徹したアエロリットを軽々と差し切ったダノンキングリーの強さが際立ったレースとなった。