■サートゥルナーリアが激戦を制し14年ぶりの無敗V!
5番ランスオブプラーナがハナを切り、これに14番ダディーズマインド、15番クリノガウディー、4番ダノンキングリーらが続いて最初のコーナーへ。1コーナーを回って、ランスオブプラーナのリードは1馬身。ダディーズマインドが2番手、2馬身開いてクリノガウディー、その内にダノンキングリーがいる。
1馬身差で1番アドマイヤマーズ、半馬身差の外にヴェロックス、1馬身半差で3番ファンタジスト、その外に6番クラージュゲリエと12番サートゥルナーリアが続く。1馬身差で8番ニシノデイジーがいるが、口を割って掛かっている様子。その内に10番シュヴァルツリーゼと11番ラストドラフト。
1馬身半差で13番ブレイキングドーン、その外に2番サトノルークス、直後に16番タガノディアマンテと17番アドマイヤジャスタが続く。2馬身開いて18番ナイママ、その外の最後方が9番メイショウテンゲンとなった。
前半1000mの通過タイムは59.1秒。3コーナーでランスオブプラーナは一杯になり、ダディーズマインドとクリノガウディーが前に出て、外からヴェロックスが並びかけてきた。その後ろにサートゥルナーリアが続き、ダノンキングリーは内を回って最後の直線を迎える。
直線に入り、ヴェロックスがわずかに先頭に立つ。ダノンキングリーが最内を突いて、外からはサートゥルナーリアが上がってきた。その後ろにアドマイヤマーズがいるが、この3頭からは一歩遅れる形に。残り200mを切ってサートゥルナーリアとヴェロックスが激しく叩き合う。最内にいるダノンキングリーも譲らず、3頭が競り合ったままゴール。結果、サートゥルナーリアがこの争いをわずかに制して優勝。3冠馬ディープインパクト以来14年ぶりの皐月賞無敗制覇を達成した。
2着はアタマ差でヴェロックス、3着はさらにハナ差でダノンキングリーとなった。アドマイヤマーズはさらに2馬身遅れての4着だった。勝ちタイムは1分58秒1(良)。