■イクイノックスが無傷2連勝、キタサンブラック産駒の重賞初制覇
9番スカイフォール、10番アルナシームはやや出遅れ。6番ナバロンが先手を取って7番デリカテスが2番手。2番テンダンス、11番テラフォーミングが続いていく。5番レッドベルアームはなだめられてやや空いた5番手に控える。
中団のインに3番アサヒ。8番グランシエロ、4番トーセンヴァンノ、1番イクイノックスがその後ろを追走。アルナシームは折り合いを欠いて向こう正面で外からどんどん上がっていく。後方に12番ダンテスヴュー、スカイフォールという隊形。最初の1000mは1分0秒3。
アルナシームは2番手まで追い上げ、逃げるナバロンと後続を離して3-4コーナーを回っていく。4コーナー前ではナバロンも交わし、単独先頭に立って直線に入った。
アルナシームも手応えを残しているが、残り400mの上り坂になると後続が接近。内からテンダンス、外からアサヒとイクイノックスの3頭が残り200mを切ってアルナシームを交わし去る。
ゴール前は追い比べになると思いきや、イクイノックスが1頭だけ違う伸び脚で抜け出て完勝。上がり3ハロンタイムは32秒9と非常に優秀な内容で重賞初制覇を果たした。勝ちタイムは1分46秒2(良)。2.1/2馬身差の2着にアサヒ、さらに3/4馬身差の3着にテンダンスが入った。2番人気のレッドベルアームは伸び負けして5着、折り合いを欠いたアルナシームは6着だった。