■マカヒキが接戦を制し5年ぶりの重賞制覇
2番ベレヌスが好スタートから先手を取る。7番ダンビュライトがこれをマークする2番手で、11番キセキが外から3番手。以下、3番ステイフーリッシュ、9番アリストテレスが好位を追走していく。
1馬身差の中団に6番ヒュミドール、14番ヒートオンビート、8番マカヒキ。後方はばらけて1番アイアンバローズ、12番オセアグレイト、13番ロードマイウェイ、5番ムイトオブリガード。さらに空いて10番ディアマンミノル、4番モズベッロと続いていく。最初の1000mは1分1秒6。
縦長の馬群で外回りコースを回っていく。4コーナーに入る前にダンビュライトが先頭にクビをのぞかせ、キセキも外から前を窺う。中団の各馬も進出してきて一団の馬群となって直線に向かった。
キセキがじりじりと伸びて先頭に立つと、進路を外に見つけたアリストテレスが迫ってくる。ゴール前はキセキとアリストテレスの一騎打ちに思われたが、馬群の中からマカヒキも良く脚を伸ばしてきた。
キセキはやや脚色が衰え、最後はアリストテレスとマカヒキの大接戦になるが、マカヒキに軍配が上がった勝ちタイムは2分24秒5(良)。マカヒキにとっては約5年ぶりの復活勝利となった。アリストテレスはハナ差及ばず2着。キセキは1/2馬身差の3着だった。2番人気ヒートオンビートは直線で馬群に沈んで8着、3番人気アイアンバローズは後方で冴えずに12着に終わった。