■ドウデュースが無傷3連勝、武豊騎手は22度目の挑戦で朝日杯初制覇
3番アルナシームは出遅れ。1番カジュフェイスが二の脚の速さで先手を取る。2番セッカチケーン、4番セリフォス、8番プルパレイも先団。7番ダノンスコーピオン、12番トウシンマカオ、14番トゥードジボンも続き好位集団を形成していく。
ダノンスコーピオンは少し下げて中団。6番オタルエバーが上がっていき、9番ドウデュース、5番ヴィアドロローサ、10番スプリットザシー、アルナシーム、11番ドーブネが後方にかけて追走。後方2番手に13番ジオグリフがぽつんといて、15番シンリミテスがさらに離れた最後方。最初の600mは34秒3。
カジュフェイスは平均ペースで逃げていく。トゥードジボンが2番手に上がり、プルパレイとトウシンマカオが3、4番手で直線へ入った。
馬場の3分どころで各馬が追い出しを開始。セリフォスは馬場の真ん中、ドウデュースはさらに外に出されている。ジオグリフも大外に出されるが前は遠い。
残り200mあたりでトウシンマカオ、セリフォス、ドウデュースの競り合いになり、勝ち馬はほぼこの3頭に絞られる。直後からはダノンスコーピオンも脚を伸ばす。
トウシンマカオは力尽き、ゴール前はセリフォスとドウデュースの一騎打ち。これを外のドウデュースが制し、無傷3連勝でGI制覇を果たした。勝ちタイムは1分33秒5(良)。鞍上の武豊騎手は同レース22度目の騎乗で待望の初勝利となった。
1/2馬身差の2着にセリフォス、さらに1/2馬身差の3着にダノンスコーピオンが入った。4着は内を突いたアルナシーム。ジオグリフは良く追い上げるも5着までだった。