■モズナガレボシが追い込み決め格上挑戦で重賞制覇
9頭立てと少頭数の中、3番グランスピードがハナを主張。ラチ沿いを開けてレースの主導権を握っていく。2番手に5番ショウナンバルディがいて、以下2番ファルコニア、4番テーオーエナジー、8番ヴェロックスが好位を追走。やや空いて7番ヒュミドール、6番ダブルシャープ。10番スーパーフェザーと9番モズナガレボシは後方からレースを進めていく。
グランスピードは前半単騎で逃げていたが、向こう正面に入ると好位の各馬が番手に密集。テーオーエナジー、ショウナンバルディ、ファルコニア、ヴェロックスが2番手で固まり、後続とはやや差が空いている。最初の1000mは1分1秒4。
3コーナーに入ると後続が追い上げにかかり、ペースが上がっていく。グランスピードは馬場の4分どころを通りながら先頭を守っているが、外からファルコニアが並走。空いた内からは後方にいたスーパーフェザーが進出し、各馬一団となって直線に入った。
内を通ったスーパーフェザーが直線で一旦は先頭に立つが、伸び脚はじりじり。外からヒュミドールとモズナガレボシが脚を伸ばしてくる。
結局、大外のモズナガレボシの脚色が一番良く、まとめて差し切って1着でゴール。格上挑戦を制して重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分59秒7(稍重)。ヒュミドールが1/2馬身差の2着、スーパーフェザーがさらに2.1/2馬身差の3着だった。人気どころは直線で伸びず、ファルコニアは6着、ヴェロックスは7着に終わった。