■エヒトが突き抜けて完勝
揃ったスタートから2番ロザムールが先手。14番トーラスジェミニは2番手で折り合い、8番フォルコメン、4番エヴァーガーデンがその後ろを追走。最初のコーナーまでに隊列は決まっていくが、ロザムールはハイペースで逃げて馬群は縦長になっていく。
中団以降は一団で、10番ヤマニンデンファレ、16番エヒト、3番ヒュミドール、9番ショウナンバルディ、11番アンティシペイト、5番マウントゴールド、6番ヒートオンビート。以下、1番シークレットラン、15番ヴァンケドミンゴ、7番レッドジェネシス、12番モズナガレボシ、13番プリマヴィスタと続いていく。
最初の1000mは58秒5。ロザムールが単騎で飛ばしながら3コーナーに入る。フォルコメンがこれを目標に単独2番手に上がるが、中団にいたエヒトが勢いよく進出してくると、直線入り口では前を飲み込む勢い。
エヒトは直線に入ると先頭に立ち後続を引き離していく。人気どころのヒートオンビートやアンティシペイトも伸びては来るが、エヒトはセーフティーリードを保ったまま1着でゴール。5か月ぶりの休み明けを重賞初制覇で飾った。勝ちタイムは1分57秒8(良)。ヒートオンビートは2.1/2馬身差の2着、アンティシペイトはさらに1馬身差の3着だった。