■サリオスが追い込みを決めレコードで2年ぶりの白星
4番ダノンザキッドは外枠発走になる。1番レッドベルオーブが先行争いを制してハナを奪い、8番キングオブコージは折り合って向こう正面に入っていく。
早くも馬群が縦長になる中、5番レイパパレが2番手に上がる。以下中団にかけて、キングオブコージ、ダノンザキッド、3番サリオス、6番ポタジェと続く。5馬身ほど離れて7番キングストンボーイ、2番ノースブリッジが追走し、さらに離れて9番ジャスティンカフェ、10番ハッピーアワーと続く。
最初の1000mは57秒9。レッドベルオーブは一旦後続を離して逃げていたが、徐々にペースを落とすと後続が接近。直線に入るころには全10頭がまとまった馬群に変わっての追い比べとなる。
2番手で直線に向いたレイパパレが先頭に立って押し切りを図るが、その外からダノンザキッドが並んでくる。更に大外に出されたジャスティンカフェが強烈な追い込みで前2頭に迫り、残り200m辺りから馬群を割ってサリオスも強襲する。
ゴール前で一旦はジャスティンカフェが前に出るが、最後はサリオスがこれを交わして優勝。2020年の同レース以来となる2年ぶりの白星を飾った。勝ちタイムは1分44秒1(良、コースレコード)。
ジャスティンカフェが1/2馬身差の2着、ダノンザキッドがさらに3/4馬身差の3着となった。レイパパレは追い比べで遅れて1馬身差の4着。