■ジャンダルムが抜け出して4年4か月ぶりの重賞勝利
9番デトロイトテソーロが好スタートから先頭に立つが、外から14番ビアンフェがこれを制して先手。直後では2番スマートクラージュ、3番ファストフォース、5番ダディーズビビッド、7番ジャンダルム、8番キルロードが並んで先行集団を形成。
離された中団馬群には、1番マリアズハート、4番ダイメイフジ、12番ビオグラフィー、11番マイネルジェロディ、15番ロードベイリーフ。後方に立ち遅れていた6番ボンボヤージ、10番ナランフレグ、13番サヴォワールエメも3コーナーを回るところで中団馬群の後ろまで取り付いてきた。最初の600mは33秒4。
ビアンフェが単独先頭でコーナーを回っていく、ペースが上がり切らず手応えに余裕はあるが、これを目標に立ち回るジャンダルムも馬なりの状態で2番手に上がってきた。
直線に入るとビアンフェとジャンダルムの競り合いとなり、ゴール前でジャンダルムが前に出る。ゴール前では後方待機のナランフレグが追い込み、好位後ろを追走したダディーズビビッドも伸びてくるが2着争いの様相。
ジャンダルムは接戦の2着争いを尻目に押し切り勝ち。17年11月のデイリー杯2歳S以来、4年4か月ぶりの重賞勝利を飾った。勝ちタイムは1分7秒9(良)。ナランフレグが3/4馬身差の2着、ビアンフェがアタマ差の3着、ダディーズビビッドがクビ差の4着だった。