■ビーアストニッシドが逃げ切りアライバルとの大接戦を制す

　8番アサヒは出遅れて最後方から。1番ビーアストニッシドが先手を取り、1?2コーナーを回って単独先頭。12番アライバルが押して2番手に上がり、4番グランドライン、2番エンギダルマ、11番トーセンヴァンノ、7番ディオと好位に続く。

　中団で3番サトノヘリオスと10番アルナシームが並び、これを9番ソリタリオ、5番サノラキが追走。以下、13番オウケンボルト、6番ドーブネ、アサヒが後方待機。最初の1000mは1分00秒8。

　立ち遅れていたアサヒは3?4コーナーで中団馬群まで追い上げる。先団ではアライバルが前に詰め寄ろうとするが、ビーアストニッシドはこれを振り切りにかかって直線に入った。

　ビーアストニッシドは一旦後続を引き離すが、残り200mを切ってアライバルが再び差を詰めてくる。他には、内を突いたエンギダルマ、その後ろにいたサトノヘリオスも脚を伸ばしてくる。アサヒは脚色が同じになり不発。

　アライバルが一完歩ずつ前との差を詰め、最後は粘るビーアストニッシドとほとんど並んでゴールするが、ビーアストニッシドにハナ差で軍配。アメリカンペイトリオット産駒として初めてJRA重賞制覇を果たした。勝ちタイムは1分48秒4(稍重)。サトノヘリオスが1.1/4馬身差の3着に入り、上位3頭が皐月賞の優先出走権を獲得。アサヒは11着だった。