■キラーアビリティが接戦を制し1年ぶりの白星
8番ギベオンが100m通過あたりで早くも先手。12番バジオウが2番手に上がり最初のコーナーを回っていく。9番アイコンテーラー、18番アスクワイルドモア、16番マテンロウレオも差なく追走していく。
馬群の内には4番ワンダフルタウンがいて、11番カントル、14番トゥーフェイス、10番イクスプロージョンが並走。3馬身ほど空いた中団は17番プリマヴィスタを先頭に3番ハヤヤッコ、5番アルジャンナ、1番キラーアビリティ、15番ソフトフルートと追走して向こう正面を通過していく。
後方はばらけ、7番フォワードアゲン、2番コトブキテティス。後方2番手に6番プログノーシス。最後方に13番ダンディズムという隊形。最初の1000mは1分01秒9。
3コーナーに入るとペースが上がり、馬群は縦長のまま推移。バジオウが逃げるギベオンに並びかけ、前2頭が後続をやや離す形で直線に向かった。
坂を上ると前2頭は力尽き後続が台頭。中でも内目を追走していたマテンロウレオが残り100m辺りで先頭に躍り出る。しかし、これをめがけてキラーアビリティやアイコンテーラー、大外からはプログノーシスが強襲する。
ゴール前はハンデ戦らしい大接戦となるが、出走唯一のGI馬キラーアビリティがわずかに抜け出して1着。2021年のホープフルS以来、1年ぶりとなる白星を挙げた。勝ちタイムは1分59秒4(良)。クビ差でマテンロウレオ、さらにクビ差でアイコンテーラー、さらにハナ差でプログノーシスと続いた。