■ダイアトニックが内から抜け出て久々の重賞V
揃ったスタートから10番ダイアトニックが好ダッシュで前を伺うが、13番モントライゼが制して先手。連れるように7番ヴィジュネルが2番手に上がる。ダイアトニック、6番リンゴアメ、8番サンライズオネスト、2番グルーヴィット、3番リレーションシップ、11番ミッキーブリランテ、14番クリノガウディーが好位から中団にかけて殺到。
4番ザイツィンガーも馬群に取り付いていき、外からは9番タイセイビジョンが徐々に進出。以下、12番グレイイングリーン、1番トゥラヴェスーラ、5番エイティーンガールが後方を追走。最初の600mは34秒0。
平均ペースで流れ、ほぼ一団でレースは進む。馬群を引っ張る13番モントライゼのペースで4コーナーを回り、直線では瞬発力勝負になった。
外目を追走していた8番サンライズオネストが抜け出しを図るが、ラチ沿いを突いたダイアトニックが一瞬の脚で抜け出しサンライズオネストを突き放す。モントライゼはこれらに挟まれて後退。後続勢からはトゥラヴェスーラがラチ沿いを強襲してきた。
トゥラヴェスーラが差し切る勢いにも思えたが、ゴールではダイアトニックがこれをクビ差凌いで優勝。20年6月以来となる久々の重賞制覇を果たした。勝ちタイムは1分19秒9(良)。サンライズオネストが前2頭には離されるも3着に粘り込んだ。