■ヒートオンビートが差し切って悲願の重賞V
9番ダンディズムと17番コトブキテティスが出遅れ。2番バーデンヴァイラーと14番バラジが出方をうかがうが、7番ディアスティマがじわっと先手を取る。
レースはディアスティマの逃げで、2馬身差で14番バラジが追走、その内に2番バーデンヴァイラー、半馬身開いて11番アーティット、半馬身差の内に3番カントル、1馬身差で15番アリストテレス、その外に18番ラストドラフト、半馬身開いて内から6番プラダリア、その外に13番セファーラジエル、1馬身開いて10番ヒートオンビート、半馬身差外に16番サリエラ、さらに半馬身開いて5番ユーキャンスマイルと8番フォワードアゲンが並んで追走。そこから1馬身開いて4番ライラック、その外に17番コトブキテティス、2馬身差で1番ゼッフィーロ、さらに1馬身半開いて9番ダンディズム、2馬身差の最後方に12番プリマヴィスタという体勢。
1000mの通過は1分2秒0。向正面から3コーナーに掛けてセファーラジエルが先頭のディアスティマに並びかける。ディアスティマは動じずじわっと差を広げて直線へ。2番手のバラジが楽な手応えでディアスティマに並びかける。しかしそれをディアスティマがもう一度突き放す。残り200mでディアスティマがバラジを振り切って単独先頭。そこへ馬群を割って出てきたヒートオンビート、外からプラダリアが襲い掛かる。
大外からは後方待機していたサリエラとゼッフィーロが併せて伸びてくる。しかし一歩先に抜けたディアスティマとヒートオンビートは前にいて、ゴール前はこの2頭の一騎打ちに。結果、アタマ差でヒートオンビートがディアスティマをとらえて優勝。11度目の挑戦で悲願の重賞初勝利となった。勝ちタイムは2分30秒8。
2着にはディアスティマ、さらに3/4馬身差の3着にはサリエラが入った。