サマーマイルシリーズが始まって以来、初戦の中京記念で4着以内に好走した馬が凡走し、5着以下の馬が巻き返して好走する、というパターンが続いている。同じ左回りのコースでも、求められる資質が違うのだから当然ではあるが、今年はそのデータに逆らってみたい。

　◎は中京記念で3着のブラックムーンとした。とにかく直線は長ければ長いほどいい馬であり、仮に前走と同じような競馬になっても、新潟外回りなら突き抜けるだろう。前述したデータについても、前走はデムーロ騎手が巧く内をついた故の3着であり、普通に乗られていれば5着がやっとだったのではないか。そう考えれば、凡走→好走のパターンに当てはまるはずだ。

　相手は、その◎の強さを知る鞍上が魅力のメートルダール、中京記念5着からの臨戦は昨年2着時と全く同じのダノンリバティ、久々を叩かれて復調気配のロードクエスト。以下は、ヤングマンパワー、マイネルハニー、ウキヨノカゼまで押さえる。