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ソウルスターリングは「フランケル×モンズーン」という組み合わせ。
母スタセリタは現役時代に仏
オークス(G1・芝2100m)やヴェルメイユ賞(G1・芝2400m)など仏米で6つのG1を制した名牝。父フランケルは現役時代14戦全勝の偉大な競走馬で、初年度産駒からヨーロッパで6頭の重賞勝ち馬を送り出している。6月3日に
エプソム競馬場で行われる英ダービー(G1・芝12f10yds)の、ウィ
リアムヒル社による前売りオッズでは、現在1番人気タイ(クラックスマン)と4番人気(エミネント)の2頭が有力候補となっている。
2歳時は早熟タイプのスピード型牝馬が重賞戦線を賑わせたが、3歳を迎えた現在、中距離の競走体系に対応した産駒が台頭しており、距離延長に苦戦している傾向は見られない。本馬も2400mのG1を制した母から誕生しているので問題ないだろう。前走の
桜花賞(GI)は、道悪に加えて美浦からの長距離輸送という、
桜花賞ではあまり結果の出ていない臨戦過程がこたえた。今回は地元関東での競馬で、良馬場が予想されており、望み通り内枠を引くことができた。距離的な不安はないので巻き返せるだろう。