ファンディーナは母系のヌレイエフや
トムロルフの頑強さも受け継いでいて、地面を掴む力や蹴る力が牝馬とは思えないほど力強い。「柔らかく大きく、かつ強く速く」動ける一流馬で、中山でスローになってもねじ伏せるだろう。
ディーパワンサは母父ラーイの影響が強いマイラーだと書いてきたが、1800mなら守備範囲にも思えるし、「父中距離×母父マイラー」でヘイロー3本クロスだから、
シュヴァルグランのように内回りの機動力に長けた脚質だ。ここは最内枠を活かした立ち回りで食い下がりたい。
デアレガーロは母が北米短距離重賞の勝ち馬で、「父中距離×母ス
プリンター」の配合らしいピッチ走法。コーナー4つの小回り1800がピッタリの脚質で、リボー系アレッジドのクロスを持ち、「女
バランスオブゲーム」というイメージの馬だ。
ペースが落ち着けばここまでで決まりそうだが、
京成杯では出遅れたものの差のないところまで追い上げた
サンティールと、母系に
ブライアンズタイムが入って
マジックタイムのような差し方をする
トーホウアイレスを少し。
ハナレイムーンは小柄なディープ牝駒で、シュタルケが中山のコーナーで動かしたら斬れ味を殺がれそうだ。